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2025年11月25日

ワコム、サンダーコムとVR/MR環境でのコンテンツ制作プラットフォームを共同開発

ワコムは21日、Thundercomm社(サンダーコム)と協力して、VRとMR環境において3D空間にペンで書き込むことのできる新たなプラットフォームを共同開発したと発表した。

Thundercomm MR HMD Pro (左)と、ワコムのVR Pen (右)を組み合わせて使用

同プラットフォームは、ワコムが商品化を目指して開発している「VR Pen」と、サンダーコムが開発・提供している「サンダーコムMR HMD Proレファレンス・デザイン」を組み合わせたもの。MR HMD Proは、利用者の頭の動きを追尾するカメラ4台と高解像度RGBカメラを2台搭載し、TOF深度センサー、4Kに迫る解像度と最大40PPD(Pixels Per Degree)の高画質、Wi-Fi 7にも対応し、複数の3Dアプリケーションを同時に使用することができる。

さらに、ワコムのペンタブレットIntuos Proを「VR Tablet」として組み合わせての利用も可能で、標準的なVRコントローラーと比較して、3D空間に直接ペンでより直感的に描き込むことが可能となった。

ワコムのVR Penを使ってVR/MR空間にコンテンツを描いたり、デザインやスケッチをしたりする際に自然な筆圧コントロールが可能で、同社がペンタブレット製品の開発で培ってきた技術を3D空間に展開して、空間での自然な描画体験を実現する。

空間でのデザインは、クリエイターやデザイナーが思い描いた立体物のデザインをそのまま立体として描くことができるため、2D表示のディスプレイ上で描くよりもダイレクトかつ直感的に作業できる。一方で、細部を精緻に描き込んだり、デザインへのフィードバックなどで微細な文字を記入したりする際には、「硬い表面(Solid Surface)」が適している場合も多いため、同プラットフォームはVR Tabletとも連携できるようになった。

同社では、VR/MR空間でのペン使用が鍵となる自動車のデザインをはじめとした工業デザイン、3Dゲームなどのコンテンツ制作、さらには医療や教育の現場での3D活用など、さまざまな分野における用途を想定している。

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