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2025年12月1日
ジェックス、「アクアリウムのSTEAM教育への有効性」を大学教授と研究
ジェックスは11月28日、アクアリウムのSTEAM教育に対する有効性について、中部学院大学人間福祉学部の水野友有教授、岐阜大学地域科学部の合掌顕教授の2人と共に研究を実施したと発表した。
同社は、15年以上にわたり「アクアリウムが人に与えるポジティブな効果」について、大学と共同研究を行っており、その中で幼児期に生き物と触れ合うことの大切さを証明するために、今回、両教授と共同研究を行った。
STEAM教育は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの分野を横断的に学ぶ教育として、文科省が強く推奨しており、今回の研究では、アクアリウムを通じた製作活動を実践することで、生き物との触れ合いとSTEAM教育との関係を明らかにすることを目的に、科学・技術・芸術に焦点を当てた調査を行った。
調査は、観賞魚飼育水槽を設置している幼稚園と、未設置の保育園に通う年長児を対象に実施。両園で保育中の一斉活動として、「魚の秘密」と題した紙芝居形式の説明会を開催。説明会実施後に5人ごとのグループに分かれ、廃材を使った魚の立体物を製作した。
説明会は7月にエラと顔の話、9月にウロコと耳の話、10月にヒレと泳ぎ方の話を行い、3回にわたる製作活動で完成した作品からアクアリウムによるSTEAM教育への有効性を検討した。
その結果、今回の調査からアクアリウムをテーマにした保育活動を通じて、非認知能力として定義されている、「意欲」「社会的能力協調性」「忍耐力」が発揮されている様子が伺えた。STEAM教育と非認知能力は密接な関係にあるとされており、非認知能力が育まれることはSTEAM教育への効果が期待できると考えられる。
また、STEAM教育の科学、技術、芸術という観点で見ると、科学:「生物として魚を考える(ウロコ、ヒレなどの意義を理解)、生命について興味をもつ」、技術:「魚を育成するための技術を学ぶ」、芸術:「魚を表現するために色々な素材を応用する。色や形などを工夫して表現する」—という様子が確認された。
子どもたちが紙芝居や観賞魚飼育を通じてインプットした知識を使い、製作活動というアウトプットが可能になっていると考えられ、幼児期にアクアリウムと触れ合うことは興味・関心を引き出すとともに、科学的な思考や観察力を育むために有効であることが示唆された。
なお、同社は、今回の研究内容を、11月に秋田大学で開催された「第21回 日本子ども学会学術集会」でポスター発表した。
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