2026年2月24日
全国大学生活協同組合連合会、新生活準備の実態をまとめた「大学進学ガイドブック」発刊
全国大学生活協同組合連合会は19日、受験から入学、新生活準備、在学中の生活実態までをまとめた『大学進学ガイドブック』を3月1日に発行することを発表した。
同冊子は、全国の新入生・保護者を対象に実施し2万9473万人から回答を得た「2025年度保護者に聞く新入生調査」と「第61回学生生活実態調査」をもとに制作。物価高の影響や教育費負担の中で、大学進学にかかるリアルな費用と生活の実情をデータで可視化し、保護者と受験生の不安解消を目的としている。
それによると、大学受験から入学までにかかった費用は、下宿生平均約201万円、自宅生平均147万円。進路により最大約259万円の差となり、進学形態や専攻により大きな差が生じている。
特に「私立・医歯薬系・下宿生」の場合は平均約259万7900円と最も高額だった。また、一般受験生の約半数が「入学しなかった大学へも納付金を支払っている」実態も明らかになっている。パソコンを含む教科書・教材費は20万円を超え、大学教育のデジタル化が家計に与える影響も無視できない。
また、仕送り平均約7.5万円、支出は約13.8万円。差額はアルバイトや奨学金で補填していることがわかった。下宿生の約74%がアルバイトを実施し、月3万円以上の収入を得ている学生も多数。一方で、朝食を食べない学生が32.7%にのぼるなど、生活リズムや健康面への懸念も浮き彫りとなった。教育費だけでなく、「生活の質」をどう支えるかも重要なテーマとなっている。
大学におけるICT活用は年々進み、約90%の学生が「パソコンやタブレットを教室に持ち込まないと受けられない授業がある」と回答。個人で1台のパソコン所持が事実上必須となるなか、購入費用や修理対応、保証の在り方も保護者の関心事。教育の高度化とともに、家庭の経済的備えも多様化が求められている。
学生の奨学金利用率は全体で約37%。下宿生では40%を超え、寮生では50%以上が利用している。給付型と貸与型の併用も増えており、「進学はできても卒業後の返済負担」が社会的議論の対象となっている。
なお、保護者のための大学生活入門セミナー(全国版)を7月にオンラインで無料開催する。
WEB版「大学進学ガイドブック」(冊子の一部紹介)
「保護者のための大学生活入門セミナー(全国版)」概要
開催日時:7月26日(日)10:00~12:00
開催形式:オンライン(Zoom)
参加費:無料
申込開始日:4月27日(月)から開始
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