2026年8月13日
6割のFP試験学習者がAIを理解促進や疑問解消に活用 =資格スクール「FPキャンプ」調べ=
スクエアワークスは10日、サブスク型オンラインFP(ファイナンシャル・プランニング)資格スクール「FPキャンプ」の受講生に対して実施した「FP学習における生成AIの活用」に関するアンケート結果を発表した。

それによると、FP資格試験の学習において、AIを「よく活用した」と回答したのは23.8%、「ときどき活用した」との回答が34.8%と、合計で約6割がAIを積極的に学習に取り入れていることが分かった。一方で、AIを「まったく活用しなかった」との回答が16.8%、「生成AIを知らない/使ったことがない」との回答も6.6%と、AIを使用していない学習者も約4分の1に上った。試験級別では、「よく活用した」と「ときどき活用した」との回答が、1級学科試験の学習者は67.2%、1級実技試験では60.4%、2級試験では58.2%、3級試験では38.7%と、上位級ほどAIの活用割合が高い傾向が見られた。

AIの活用法では、「わからない用語や制度の説明を聞いた」が36.8%と最多で、その後「問題の解き方や考え方を質問した」(13.1%)、「過去問・問題集の解説を補足してもらった」(10.8%)、「具体例を出してもらった」(9.4%)と続きました。試験級別では、「わからない用語や制度の説明を聞いた」割合が最も高かったのは3級学習者で40.6%、続いて2級試験(38.0%)、1級実技試験(35.3%)、1級学科試験(35.5%)の各学習者と、上位級になるにつれて割合が下がった。3級学習者は初学者が多いと考えられることから、用語や制度の確認ニーズが相対的に高いことがうかがえる。

FP資格試験の学習にAIが「非常に役に立った」と回答したのは29.1%、「ある程度役立った」との回答が49.0%と、合計で約8割の学習者がAIの有効性を実感している。特に、どのような点が役立ったのかについては、「わからない部分をすぐ質問できた」が29.8%で最多、次に「難しい制度をかみ砕いて理解できた」が19.3%で続いた。この2つで全体の約5割を占め、AIが学習者の疑問解消や理解促進に役立っていることが見て取れる。

一方で、AIを活用することの不安や課題では、「回答が正しいか判断できない」が39.3%と最多で、次に「最新の法改正・制度改正に対応しているか不安」が32.0%、「試験対策として最適か判断できない」が11.1%で続き、この3つで全体の8割を超えた。試験級別では、「最新の法改正・制度改正に対応しているか不安」の割合が最も高かったのは1級学科試験学習者で36.2%、続いて1級実技試験(35.1%)、2級試験(31.5%)、3級試験(4.3%)の各学習者と、上位級になるにつれて割合が上がった。上位級ほど、定期・不定期に改正されるお金に関する法律や規制への対応が求められることを示唆している。

これらを踏まえて、AI時代のFP学習において今後も必要なものを聞いたところ、「正確な情報に基づいた教材」が26.2%で最多、次に「最新の法改正への対応」が19.1%、「講師によるわかりやすい解説」が18.6%、「試験範囲に沿った問題集」が13.3%で続き、この4つで全体の約8割を占めた。
活用が広がるAIは理解促進や疑問解消に有効な一方、FP試験のように情報の正確性や最新性が重要な学習領域では、最新かつ正確な情報にもとづく信頼できる教材や、わかりやすい講師解説が引き続き求められている。
特に、効率的に試験に合格するためには、頻出の重要論点を確実に抑えることが大切。しかし、AIではどの問題が本当に重要かを判断することは難しいため、専門的な知識を有した講師解説や頻出論点を押さえた教材で学習を進めつつ、AIを補助的に活用することで効率的な対策が可能になると言える。
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