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2026年8月27日

高校生の7割超がAIの助言を「実行」悩みの決断を委ねるリアルな実態=塾選ジャーナル調ベ=

DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は26日、「高校生のAI利用実態調査」について調査し概要を発表した。

塾選ジャーナルの調査では、高校生の67.0%が勉強、47.6%が恋愛の悩みをAIに相談。5人に1人がAIに名前をつけて呼び、7割超が助言を何らかの行動に移していた。都合の良い助言を求めてしまう高校生の実態を紹介する。


ChatGPTをはじめとする生成AIが普及する中、高校生の間ではAIを検索ツールではなく「相談相手」にする動きが広がっている。

塾選ジャーナルが高校生103名に調査したところ、75.7%が「AIの助言は自分に都合が良すぎる」と自覚。それにもかかわらず、72.8%が実際の告白や学習計画などの行動へ移している実態が判明した。

ChatGPTなどの生成AIにどのようなジャンルの悩みを相談したことがあるかを尋ねたところ、最も多かったのは「勉強法や学習計画、進路に関する悩み」で67.0%だった。次いで「恋愛に関する悩み」47.6%、「友人関係やクラス内の人間関係の悩み」と「メンタルや気分の落ち込みの悩み」がともに46.6%で続く。家族に関する悩みは22.3%だった。学習面での活用にとどまらず、恋愛事情から友人関係まで、幅広い悩みをAIに委ねている傾向がみられた。

また、「悩み相談はしたことがない」は9.7%にとどまり、9割以上の学生が生成AIに悩みを打ち明けた経験を持つことも読み取れる。


では、なぜ「人」ではなく「AI」に相談するのか。
人ではなくAIに相談する理由を聞いたところ、最も多かったのは「相手に気を遣わずに相談できるから」で61.3%だった。「人には秘密にしたい悩みだから」が55.9%、「すぐに返答・解決策が欲しいから」が49.5%と続く。周囲との関係を気にせず、即座に答えが返ってくる点が、AIを選ぶ大きな理由になっているようだ。


さらに興味深いのは、高校生がAIをどのように扱っているかという点。
AI利用時の行動を聞くと、「気を遣わずドライな検索ツールとして使う」が41.7%と最も多い回答だった。一方で「友達や相談相手(人格)のように接する」 と答えた高校生も40.8%に上り、次いで「AIに『おはよう』などの挨拶やお礼を言う」27.2%、「丁寧な言葉遣いで話しかける」25.2%、「AIに名前や愛称をつけて呼ぶ」19.4% など、ただの機械以上の存在として親しみを持ってAIに接する高校生も多く、AIとの距離感は二極化している様子も見えてきた。


何かを決める際に、高校生はどの程度AIを重要視しているのか。「AIが自身の意思決定にとってどの程度重要か」を尋ねると、「とても重要」11.7%、「やや重要」48.5%で、合わせて60.2%が重要と回答した。日常の些細な選択から、学校を休むかどうかの判断まで、個人の意思決定においてAIが強く影響を及ぼす可能性がある現状が見えてきた。


AIはユーザーを否定せず、寄り添うような回答をする傾向があるが、それに対して高校生も無自覚ではない。
AIからの回答について、自分にとって都合が良すぎると感じたことがあるかを聞くと、「よく感じる」が31.1%、「たまに感じる」が44.6%で、合わせて75.7%が自分に都合が良すぎると感じたことがあると答えた。「あまり感じない」は21.4%、「全く感じたことはない」は2.9%だった。

AIの回答に甘さや肯定バイアスがあると理解しながら利用している学生が多いようだ。


さらに、AIが自分に都合の良い回答をしていると「全く感じたことがない」人をのぞいた100人に「都合が良すぎると感じても、回答を受け入れたことがあるか」を聞いた。その結果、「よくある」25.0%「たまにある」49.0%で、合計74.0%が受け入れた経験があると回答した。都合の良さを自覚しながらも実際にはおよそ4人に3人がその回答を受け入れる傾向にあり、AI の肯定的な言葉に流されやすい様子がうかがえる。


次に、AIの回答を受け入れただけではなくAIの回答を「実際に何らかの行動に移したことがあるか」について全員に尋ねた。

その結果、「そのまま実行したことがある」は18.4%、「一部だけ実行したことがある」は54.4%で、合わせて72.8%の人が何らかの形で行動に移したと回答した。


AIの助言を実行に移した75人に結果を尋ねたところ、悩みが解決したり状況が良くなるなど、うまくいった経験については「よくある」24.2%、「たまにある」60.0%で、合計84.2%がポジティブな結果を経験している。


一方、うまくいかなかったという経験も「よくある」5.3%、「たまにある」33.7%で、合計39.0%が「ある」と回答。良い結果の方が多く報告されていますが、 必ずしもハッピーエンドというわけではないようだ。

「高校生のAI利用実態調査」の詳細

調査概要
アンケート調査概要
調査対象:全国の高校生(有効回答数103名)
調査時期:2026年6月29日〜6月30日
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校生のAI利用に関するアンケート」

関連URL

「塾選ジャーナル」

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