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2026年10月26日

IGS、伊丹市の小学校での実証事業に子どもの気質可視化サービス「First GROW」提供

Institution for a Global Society(IGS)は23日、子どもの気質(変化しづらい特性)を保護者アンケートで可視化するサービス「FirstGROW(ファースト・グロー)」を、伊丹市立摂陽小学校での実証事業に提供したと発表した。

同校では、2026 年 4 月に入学した新 1 年生 44 名全員の気質データを入学前に取得・分析し、学級編成会議や担任への引継ぎに活用した。8 月に開催した、気質理解研修に参加した教育関係者アンケートでは、「家庭から得られる情報は、入学後の関わり方や保護者との面談・連携にも役立つと感じた」に 100%が肯定的に回答した。同時開催した保護者・地域向け講演会でも、「今後、学校と家庭で子どもの特徴について継続的に共有していきたい」に全員が肯定的に回答している。

就学前の遊び中心の生活から、小学校の授業・集団行動を前提とする学校生活への移行は、子どもたちにとって大きな変化。この移行がうまくいかず、「集団行動がとれない」「授業中座っていられない」「話を聞かない」といった状態が数カ月にわたり続く現象は、いわゆる「小1プロブレム」と呼ばれ、教育現場で長年の課題となってきた。文部科学省は、5 歳児から小学校 1 年生までの 2 年間を「架け橋期」と位置づけ、幼児教育と小学校教育の円滑な接続を目指して、2022 年度から「幼保小の架け橋プログラム」を通じて全国的な体制整備を進めている。

こうした接続の要となる場面の一つが、新1年生の学級編成。学級編成は、幼稚園・保育所等から引き継がれる要録に加え、口頭での申し送りや紙の資料、教員の知見や経験をもとに行われている。

しかし、新 1 年生は複数の園から入学してくるため、伝えられる情報の量や観点は園ごとに異なる。また、引き継ぎに関わった教員が年度替わりに異動することもあり、学年や学級全体の傾向をつかんで編成することは容易ではない。十分に検討して編成しても、入学後に学級ごとの雰囲気や子どもの特性に偏りが生じることがあるという声が、教育現場から聞かれる。

伊丹市立摂陽小学校でも、入学してくる子どもたちのことを入学前からもっと知り、受け入れの準備に生かしたいという思いがあった。引き継ぎによって一人ひとりの様子は伝わってくるものの、学年全体の傾向をつかむには十分とはいえず、入学後に学級ごとの雰囲気に偏りが生じることもあった。

「First GROW」は、保護者へのアンケートを通じて、子どもの「気質」を可視化するサービス。例えば、新しい環境に慣れるまでに時間がかかる、初めてのことにも積極的に挑戦するなど、子どもによって異なる行動や反応の傾向を把握できる。同校では、入学予定の子ども全員を気質という共通の指標で把握することで、一人ひとりに合った受け入れ準備や担任への情報共有に役立てるとともに、子どもたちの特徴を考慮した学級編成にも活用した。

摂陽小学校の門間前校長へのインタビュー動画

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「First GROW」

Institution for a Global Society(IGS)

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