2026年10月26日
「中学受験での感染症対策」調査 もっと早くから徹底すればよかったことは? =塾選ジャーナル調べ=
DeltaXは22日、同社が運営する塾選びサービス「塾選」が、「中学受験での感染症対策」について調査した結果を公開した。
それによると、中学受験をする家庭が感染症対策を意識し始めた時期については、小6の10月・11月を合わせると49%で、約半数を占めた。受験直前になってからではなく、秋頃から感染症を意識した生活を始めた家庭が多かったことがわかる。
家庭で日常的に行っていた感染症対策の中身は、「手洗い・うがいの徹底(97%)」が最も多く、「マスクの着用(85%)」が続いた。食事・栄養や睡眠など、体調そのものを整えることも受験期の備えとして意識されていた。
受験生本人のインフルエンザの予防接種については、「1回受けた(48%)」と「2回受けた(39%)」を合わせて87%が1回以上接種していた。
「1回目の予防接種を受けたのは小6の年月ですか」の問いには、10月上旬・中旬・下旬を合わせると63%だった。厚生労働省によるとインフルエンザワクチンは、接種からおよそ2週間後に効果が期待され、その効果は5か月程度続くとされている。中学受験では1~2月に入試が集中するため、10月に接種した家庭の多くは、受験期から逆算して接種時期を決めていたと考えられる。
受験期には、感染症対策一つをとっても、さまざまな情報が入ってくる。ママ友・パパ友や塾の保護者、SNSなどから「これをするといいらしい」と聞き、実際に取り入れた家庭もあった。周囲から聞いた感染症対策を「取り入れたことがある」と答えた家庭は60%だった。
最も多かったのは「乳酸菌飲料・ヨーグルトを摂る(72%)」で、加湿器や空気清浄機の使用が続いた。手洗い・マスクなどの基本的な対策に加え、喉のケアや食事、家族の行動など、周囲から得た情報をもとに対策を追加していた家庭もある。
受験が近づくと、感染症対策は手洗いや予防接種だけではなく、学校へ行くか、家族がどこまで外出を控えるかといった日常生活にも及ぶ。「受験生の感染症対策のために家族の行動を変えたことがあれば教えてください」の問いでは、最多の回答は「家族もマスク・手洗いなどを徹底した(95%)」。「家族も人混みへの外出を控えた(65%)」のほか、外食や旅行を控えた家庭もみられる。
受験生本人に感染症対策を求めるだけではなく、家族の予定や過ごし方まで調整しながら、家庭全体で感染を避けようとしていた様子が見えてくる。
感染症対策を目的として、受験直前に小学校を「休ませた」と答えた家庭は23%だった。一方、「休ませなかった」は75%となっており、学校を休まずに受験当日を迎える家庭が多数派。
受験期には、感染を避けるためにさまざまな対策を行っていた家庭もあった。では、受験を終えた今、当時の感染症対策をどのように振り返っているのか。「やりすぎだったこと」と「もっと徹底すればよかったこと」を比べると、経験後に感じた感染症対策の優先順位が見えてくる。
「今振り返って『やりすぎた』と感じる感染症対策はありますか」の問いには、「やりすぎだったことは特にない」と答えた家庭は62%で、多数派となった。一方、38%は「やりすぎだった」と振り返っている。
やりすぎたと感じたのは「家族の行動を制限しすぎた(14%)」が最多。「人混みへの外出を控えすぎた(10%)」と「本人に感染への不安を与えすぎた(10%)」が続いた。やりすぎを感じた家庭では、基本的な感染症対策そのものより、本人や家族の生活を制限したことや、受験生本人に感染への不安を強く意識させたことが挙げられていた。
「もっと徹底しておけばよかったこと」については、約半数から具体的な項目があげられた。「睡眠時間の確保(21%)」が最多、「換気・加湿(13%)」「食事・栄養管理(12%)」「手洗い・うがい(11%)」が続いた。睡眠や食事、手洗いなど、日々の生活の中で体調を整えることを、もっと大切にすればよかったと感じた家庭もみられた。
調査概要
調査対象:過去3年以内に中学受験をした子どもを持つ保護者100名
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学受験での感染症対策」に関する調査
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