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2020年4月8日

未成年者、自身のネットリテラシーを過信 =デジタルアーツ調べ=

デジタルアーツは第13回となる「未成年者の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」を実施し、7日その結果を公開した。

調査は、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小学校高学年から高校生までの男女618名、および3歳~18歳の子どもを持つ保護者1030名を対象に2月下旬に実施された。

それによると、ネット上のみでコミュニケーションをとるネット友達がいる未成年者は40.1%。ネット友達と会った・会いたいと希望する未成年者は40.3%で、うち60.7%はネット上の会話を通じて相手を信頼していた。また、誘拐事件や自画撮り被害に対する危機意識は依然として希薄だった。さらに、裏アカウントを持つ女子高校生や女子中学生は減少傾向にあるものの、小学生の所有率は32.0%で増加し、低年齢化が進んだ。

未成年者の89.8%がSNSを利用しており、利用する内容は「趣味、好きなアーティスト、好きなもの・こと」に関する情報が最も多かった。

未成年者のスマートフォン所有率は93.7%、平均利用時間は3.6時間でほぼ前年並みとなった。また、未成年者のフィルタリング使用率は35.0%で昨年から減少している。

未成年者の携帯・スマートフォン利用に対する保護者の意識を訊ねたところ、連絡手段のために子どもに携帯・スマートフォンを持たせる保護者が最も多かった。小学校高学年から高校生の子どもを持つ保護者では、子どものネット利用で不安な点は「知らない人とつながり、事件等に巻き込まれる危険」とする回答が62.0%で最も多く、次いで「使いすぎに起因する健康被害」「使いすぎに起因する学力低下」と続いた。

しかし、携帯・スマートフォンの使いすぎを防ぐ具体的な対策が取れている保護者は約3割にとどまった。また、未就学児の子どもに専用端末を持たせている保護者は44.7%で、89.8%の保護者が端末で子守をした経験があると回答、57.3%は子どもが保護者にとって想定外の使い方をしていた経験があった。

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