2017年3月3日
女子高生スマホ所有率100%で4人に1人が不調を感じる
デジタルアーツは1日、未成年者の携帯電話・スマートフォンの利用状況についての調査結果を発表した。
同社が2011年から定期的に実施している調査の第10回目となる。
調査結果では、未成年者(10~18歳)のスマートフォン所有率は80.3%で前年度の70.6%から9.7ポイントの上昇。中学生は82.0%、高校生は98.5%で、特に小学生の所有率が60.2%と前回の37.9%から22.3ポイントも増加した。この1年で格安スマートフォンの普及が進んだことから、子どもにスマートフォンを所有させる時期がより低年齢化したようだ。
また、調査を開始してから今回はじめて、女子高生のスマートフォン所有率が100%となり、写真や動画を専用アプリで編集し楽しむなど頻繁に使用していることが伺えた。しかし、1日の平均使用時間が6.1時間(前回5.9時間)と長く、女子高生の26.2%が「頭痛等の体調不良になる回数が増えた」と回答。4人に1人が不調を感じていることがわかり、日常生活や健康への影響が心配される結果となった。
携帯電話・スマートフォンを使用し始めてからの自分自身の変化については、「学校の成績が落ちてきたと注意された」との回答が、男子高生で21.4%、女子高生で20.4%と5人に1人の割合に上った。
ネット上でのお小遣い稼ぎの経験は、子ども全体で34.5%。方法は「ポイント交換」78.4%、「中古品の販売」18.8%、「LINEスタンプの作成」16.4%で、毎月平均収入は1万円未満が86.4%だった。
最近のネットに関する事件で自分が当事者になりうると感じたことは、「特にない」が61.5%と最も高く、違法行為をしないために気をつけていることは、子ども全体で「他人の悪口や侮辱をしない」52.8%、その他の項目は50%に満たず、全体的にリスクに対する意識の低さが見られた。また、女子高生の34.0%がSNS・動画アプリへの投稿に「芸能人・有名人の写真・映像」と回答していることから、著作権・肖像権の侵害などのリテラシーの低さが懸念される結果に。
また、未就学児や小学校低学年でもネット接続の機会が増えているにも関わらず、スマートフォンのフィルタリングの使用率は前回からほぼ変化がなく、中でも最も所有率が増加した小学生の使用率が51%と低いことから、今後は低年齢層の保護者に対するフィルタリングの理解促進が課題だとした。
同社では、これから子どもたちに求められるICT機器やネットの上手な活用と、被害者にも加害者にもならないモラル・技術・論理的思考に対して、今後も専門知識による支援に取り組んでいくという。
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