2020年8月28日
埼玉県飯能市、公立小中の全児童・生徒にタブレット端末5550台を導入
埼玉県飯能市は、市内全ての公立小・中学校の全児童・生徒に1人1台のLTE対応タブレット端末(合計5550台)を導入し、9月1日から「学びの改革」への挑戦を始める。
今回の導入で、同市が目指す「学びの改革」にとって重要なICT環境が整備され、同市GIGAスクール構想がスタートすると同時に、新型コロナによる休校などに備える。
市内の全児童・生徒1人に1台のLTE対応タブレット端末を導入するのは、埼玉県内では同市が最速。
また、昨年度同市に開校した奥武蔵創造学園「奥武蔵小・中学校」ではすでに、全ての児童生徒にLTE対応タブレット端末を導入。
新型コロナによる臨時休業期間中も、LTE対応タブレット端末のTV会議システムを活用して遠隔授業を実施し、通常授業に近い形で学習を進めることができた。
今後は、市内全ての公立小・中学校で「配付」していたプリント教材や家庭への配付物を「配信」したり、緊急連絡などの連絡事項をLTE対応タブレット端末を通じて実施したり、教職員間の会議をペーパーレス化するなど、活用の幅を広げていく。
同がGIGAスクール構想で目指す「学びの改革」では、タブレット端末をコミュニケーションツールとして、個々の考えをペアやグループ、学級全体で共有する創造的、探究的、協同的な学びで、問題解決能力やコミュニケーション能力を育成する。
また、タブレット端末をノートや鉛筆のように使いこなし、場所を選ばず情報を入手、活用できる力を育成。
さらに、全ての学級でリモート授業を行える環境をつくり、新型コロナによる休校など、予測不能な事態に備える。
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