2021年3月1日
オンライン授業によって対面授業の価値が相対化 =関西大調べ=
関西大学は、コロナ禍の学生の実態把握や教育改善等を目的とした、2020年度秋学期実施「対面授業に関する学生アンケート」の結果を公表した。
2020年度、同大学の授業は、春学期は原則オンライン、秋学期は原則対面だった。結果によると、知識伝達・習得にはオンライン授業が効果を発揮し、対面授業ではそれ以外の資質・能力の育成に寄与しうる授業デザイン(双方向性の確保、アクティブラーニングの推進等)が求められることがわかったという。
また、受講者が50人を超えると、オンデマンド型講義を望む傾向が顕著に見られ、対面再開に伴うキャンパスライフ(交友関係や施設利用など)の満足度は総じて高かったという。
調査は、学部生2万8369人にインターネットによる無記名方式で実施。〔調査期間:2020年12月7日~2021年1月6日。有効回答:8,556件(回収率:30.2%)〕
今回の調査結果から、何を学び、どう生かすのか。連携協定を結ぶ法政・明治大学との合同IRフォーラム「コロナ禍におけるこれからの大学教育を考える」を3月6日に開催。「大学の価値を高める」ために、”いま”問われる大学の在り方や課題を、教学IRの視点から追究するという。
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