2021年5月21日
ネットワールド、成城大学のセキュリティ対策強化プロジェクトで「VMware Carbon Black Cloud」が採用
ネットワールドは19日、成城大学のセキュリティ対策強化プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供する「VMware Carbon Black Cloud」が採用され、4月から本番稼働を開始したことを発表した。
サイバー攻撃が巧妙化、複雑化の一途をたどる昨今、ウイルスの侵入を100%防御するのは不可能であることから、成城大学では、エンドポイントセキュリティ対策に早くから注目し、EDR(Endpoint Detection & Response)製品を導入していたが、データの収集や分析に時間がかかり、使い勝手が悪いなどの問題が多く、期待する成果が得られていなかった。
今回、新たに導入したVMware Carbon Black Cloudは、端末の操作や挙動を記録・可視化して、過去に遡って調査することが可能。独自のストリーミング分析機能が搭載されており、Webアクセス、ファイルアップロードなどエンドポイントで実行される一連のイベントをリアルタイム解析してタグ付けし、相関分析できる。
これにより、インシデントの原因となったアクションを的確に突き止めることが可能に。学外でテレワークする職員には、VMware Carbon Black Cloudエージェントを導入した端末を貸し出すことで、各端末の状況把握はもちろん、マルウェア感染時の遮断などもリモートから実行可能。また、クラウド型のため、エージェントだけで物理/仮想の両方を監視できる点も評価されたという。
PoCの段階では、低レベルの脅威もすべて通知する設定で運用開始したため、軽微なアラートが大量に発生してしまったが、これらにどう対処するべきかなどのアドバイスをはじめ、ネットワールドから提供した様々な運用ノウハウが高く評価された。
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