2021年6月11日
コロナ禍で8割以上が家庭の教育方針は変えた方がいい =イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は9日、新型コロナウイルス流行による将来への不安が増える中で、子どもの将来に関する意識変化を調査するために、子どもがいる親を対象に「新型コロナウイルスによる将来への意識変化に関する調査」を実施し、結果を発表した。

今回、同研究所では20代~50代の子どものいる親を対象に「新型コロナウイルスによる将来への意識変化に関する調査」を実施。その結果、家庭での教育方針の変化やキャリア教育に関する希望など、子どもの将来に関する保護者の意識が明らかになる調査結果に。

「新型コロナウイルス流行の前後で、家庭の教育方針は変えた方がいいと思いますか」という問では、8割以上が「はい」(238)と回答。また、「新型コロナウイルス流行の前後で、家庭の教育方針はどのように変えた方がいいと思いますか」と質問したところ、「将来を意識する」(201)が最も多く、次に「学習以外の学びに重きを置く」(134)が続いた。この結果から、新型コロナウイルスの影響で、多くの社会問題が起きていることから、将来や学習以外の学びに関する不安を感じ、対策を行っていきたいと思っていることが分かるという。

「いつから、子どもが将来について考える機会が必要だと思いますか」という問では、「小学校より前」(124)という回答が群を抜いて多く、次に「小学校低学年」(60)。4割以上が小学校に入る前から将来について考えてほしいと思っており、幼少期から将来を考える必要性を感じている。
また、「どこで将来について考える機会を得ればいいと思いますか」という問では、「家庭」(230)、「学校」(200)に回答が集まり、約6割が家庭と学校の両方で自分の将来について考えてほしいと思っている。このことから、学校では授業などを通じて、家庭では普段生活している上で、様々なことをきっかけに将来について考えてほしいと思っていることが明らかに。
「子どもにはいくつ夢を持ってほしいと思いますか」という問では、6割以上が「5個以上」(174)と回答。多くの夢を持ち、自分の可能性を幅広く持って、目標に向かってほしいと思っていることが分かるという。
「小学校においてもキャリア教育を行ってほしいと思いますか」という問では、約9割が「はい」(240)と回答し、学校でのキャリア教育の必要性が高まっている。一方で、「2020年から開始しているキャリアパスポートを知っていますか」という問では約8割が「いいえ」(227)と回答。キャリアパスポートの認知度は2割程度にとどまっており、小学校でキャリア教育を行ってほしいと思っているにも関わらず、すでに開始されている取り組みを知っている人が少なく、認知拡大や理解促進が課題になっていることが明らかに。
この調査は、全国の20代~50代の子どものいる親(男女)、計279人に、5月3日~5月28日にかけて、紙回答で実施した。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













