2021年7月5日
笹川スポーツ財団、「障がい児・者のスポーツに接する機会の創出」について政策提言
笹川スポーツ財団(SSF)は、地域における障がい者のスポーツ環境充実に向けて、コーディネーター配置による「障がい児・者のスポーツに接する機会の創出」に関する政策提言をまとめ、1日付で発表した。
同財団では、2017年に障がい者スポーツにかかわる政策提言を発表。障がい者がスポーツに参加しやすい社会をつくるためには、地域の障がい者スポーツ協会を中核に、「医療」「リハビリテーション」「学校教育」「福祉」の各分野で連携・協働することが不可欠であるとの提言をまとめた。
また2018年には、大分県障がい者スポーツ協会と連携協定を結び、共同実践研究として、政策提言の成果や課題、あるべき地域の障がい者スポーツ環境について、昨年度まで検討を重ねてきた。
今回の政策提言では、「障がい者のスポーツ環境のあるべき姿」は、スポーツ分野に限定されるものではなく、障がい福祉、医療・リハビリテーション、学校(小・中・高校、特別支援学校)、地域スポーツなど、あらゆる職種や地域社会と連携し、すべての障がい者が、すべてのライフステージで身近な地域でスポーツに親しむことができる環境である、としている。
また、あるべき姿の実現に向けて、都道府県・政令市の障がい者スポーツ協会に、障がい福祉、医療・リハビリテーション、学校、地域スポーツなどの各分野の連携・協働を推進するコーディネーター人材を配置する必要がある、としている。
同提言の具体策として、まず、地域スポーツと障がい者団体・福祉・就労が協働で継続的に事業を展開し、日常的な場を創出する。
さらに、複数の特別支援学校を拠点校に、地域の障がい者スポーツの用具整備、貸出を行う。
また、拠点校の教員を対象にした研修会、外部指導者による体育授業を実施し、地域の障がい者、スポーツ関係者などが集う場を創出する、としている。
関連URL
最新ニュース
- 「EDIX(教育総合展)東京」、5月8~10日に東京ビッグサイトで開催(2024年5月2日)
- 第一志望に合格した大学生の5割以上が、2回以上「志望校が変わった」と回答=武田塾調べ=(2024年5月2日)
- アディッシュプラス、宮崎市による「宮崎市こころつなぐライン相談」事業を受託(2024年5月2日)
- Adecco、東京都「デジタル人材育成支援事業(短期集中コース)」の運営を開始(2024年5月2日)
- DNP、不登校児童・生徒などを支援する3Dメタバースを東京都の30自治体等に展開(2024年5月2日)
- ラインズ、入退室管理システム「安心でんしょばと」仙台市で一斉導入(2024年5月2日)
- コドモン、大阪府摂津市のこども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年5月2日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が山梨県南アルプス市で提供開始(2024年5月2日)
- ミラボの子育て支援アプリ「子育てモバイル」、岐阜・美濃市が導入(2024年5月2日)
- iU、eスポーツルーム開設 新年度から正式カリキュラム化も検討(2024年5月2日)