2021年11月25日
約6割の親が、「就寝時間を超えた利用」などの理由で子どもから「取り上げスマホ」=Hamee調べ=
Hamee(ハミィ)は24日、同社のIoTブランド「Hamic」が、小学生の子どもにスマホを持たせている20~40代の親550人を対象に実施した、「小学生の親子におけるスマホ利用実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「小学生の子どもに何歳からスマホを持たせているか」を聞いたところ、「小学1年生(6~7歳)」21.2%が最多。次いで「小学2年生(7~8歳)」11.9%、「小学3年生(8~9歳)」16.3%となっており、約半数(49.4%)が小学1年~3年生のうちにスマホを持たせていることが分かった。
持たせるようになった理由を聞くと、「子どもが欲しがったから」36.9%が最も多く、次いで「周りの子どもが持つようになったから」36.2%。
また、「塾や習い事に通い始めたから」35.3%、「事件・事故・災害など緊急時の連絡用」30.2%と、防犯や見守り目的であるという回答も上位にランクイン。
子どものスマホ利用で心配なことを聞いたところ、最多は「スマホの長時間利用やスマホ依存」61.8%で、次いで「視力低下」55.5%、「学力・成績の低下」42.5%。
子どものスマホ利用についての対策や制限の実施を聞くと、「家庭内でルールを作っている」61.8%、「フィルタリングサービスやスマホ制限アプリを利用」59.6%が上位にランクインしており、約6割が何らかの対策を講じている実態が明らかになった。
「子どものスマホを取り上げたことがあるか」と聞いたところ、60.7%が「ある」と回答。理由は、「約束の就寝時間を超えてスマホを利用していた」52.0%が最多で、次いで「長時間利用」47.4%、「勉強しながらスマホを利用していた」46.5%。
「取り上げスマホ」後の様子を聞いたところ、「子どもが取り上げられたことに納得せず、関係が険悪になった」44.6%が最も多く、次いで「子どもがもう1度利用したいというので、ルールを決めた上で利用することを許可した」43.7%、「子どもが取り上げられたことに納得して利用しなくなった」42.2%などだった。
事前調査で、「小学校在学中の子どもがいる」と回答した7780人の男女に、小学生の子どもにスマホや携帯電話を持たせているか聞くと、最多は「持たせていない」48.1%。「大人用スマホ」22.5%、「子ども用スマホ」11.2%、「契約切れスマホ」10.3%といった、スマホ本体を持たせている親は約4割(44%)に上った。
この調査は、小学生の子どもにスマホを持たせている20~40代の保護者の男女を対象に、11月5日~11日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は550人。
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