2022年7月28日
高校の勉強で保護者が重要だと思うスキルは「情報分析力」や「デジタルリテラシー」=アドビ調べ=
アドビは27日、大学進学を志している高校3年生と大学1年生の保護者1000人を対象に実施した、「子どもの進路とクリエイティブスキルに関する調査」の結果をまとめ発表した。

クリエイティブ・デジタルリテラシーは、デジタルテクノロジーを活用して人間ならではの創造性を使って問題解決に取り組む「創造的問題解決能力」を発揮するためのスキル。
具体的には、アイディアを形にしてコミュニケーションするための「デジタルクリエイティブ制作スキル」と、データを解釈して、課題を発見するための「データサイエンススキル」から成る。
調査結果によると、「子どもの文理選択に関する保護者の考え」についての質問したところ、子どもの性別によらず、約半数の保護者が「子どもが学びたい分野を選んでもらいたい」と考えていることが判明した。

また、2022年から高校の授業で「情報Ⅰ」が必履修化になったことについては、「よく知っている」が20%、「なんとなく聞いたことがある」が47%で、約7割の保護者が「情報Ⅰの必履修化」を認知していた。
だが、2025年の大学入学共通テストから、国立大学の受験を希望する場合「情報」が必須科目になることについては、48%が「知らなかった」と回答。約半数の保護者が認知していなかった。

デジタル社会での高校での学びについて、重要だと思うスキルを尋ねたところ、最も多かったのは「情報分析力」で、次点で「課題解決方法の発想力/着想力」と、「デジタルリテラシー(ITツールを使いこなせる能力)」が続いた。
過去の2回の調査と比較して、今回は「情報分析能力」「デジタルリテラシー」「プレゼンテーションスキル」が高い傾向にあり、情報を扱う際の基礎的な力を、高校生のうちに身に付けた方がよいと考える保護者が多いことが伺える。
また、大学教育に期待するものを聞いたところ、過半数の保護者が「学んだスキルを活かして学生のうちから社会に役立てる経験をする」と回答。高校では情報分析や課題解決、デジタルリテラシーのスキルを身に付け、大学では実社会での課題解決の実践を積んでほしいと考える保護者が多かった。
この調査は、大学進学を志している高校3年生・大学1年生の保護者を対象に、6月30日~7月4日にかけて、Webアンケートの形で実施した。有効回答数は1000人。
関連URL
最新ニュース
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」に「メタモジドリル」を搭載(2025年12月12日)
- SDT、静岡県磐田市で生成AI活用した「子育て分野」チャットボットの実証実験開始(2025年12月12日)
- さつき、離島で遠隔授業 島根県教委員に電子黒板「ミライタッチ」を導入(2025年12月12日)
- ラインズ、神奈川県秦野市が全児童ホームで入退室管理システム「安心でんしょばと」導入(2025年12月12日)
- 1位は「高」、Z世代が選んだ「今年の漢字」&「2026年やりたいこと」ランキングを公開 =MERY調べ=(2025年12月12日)
- Z世代の漢字離れを検証、漢字の読みが難しい“難漢”大学ベスト10を発表 =嘉悦大学調べ=(2025年12月12日)
- 大学受験生への声掛け、53.5%の親が「ねぎらいや体調を気遣う言葉で」と回答 =塾選調べ=(2025年12月12日)
- 郁文館高校、中3生向け「都立自校作成型オープン入試」を2月14日に実施(2025年12月12日)
- バッファロー、札幌第一高校へのマルチギガネットワークの構築事例を公開(2025年12月12日)
- 富士フイルムシステムサービス、ICT活用に向け大阪教育大学と包括連携協定を締結(2025年12月12日)













