2022年8月8日
ベネッセ、社会人の学び・リスキリング最新トレンド2022Udemy受講トレンドを分析
ベネッセコーポレーションは4日、社会人約3万5000人を対象に「社会人の学びに関する意識調査2022」と同社が行うオンライン動画学習サービスUdemy Businessを用いてリスキリングに取り組む国内企業800社の受講トレンドを分析したと発表した。
同調査から、日本国内では社会人の学びへの意識が低く、学びのきっかけとして現業との関連性(仕事で必要、会社に求められる)などが必要と考えていることがわかった。働く人の半分は2025年までにリスキルが必要と言われるなか国内社会人の41.3%が社会人になって以降学習したことがなく、今後1年以内にも学習するつもりがないと回答。「学習意向」と「仕事への意識」には関連性がみられ、社会人の学びを促進するうえで個人の仕事への意欲喚起やキャリアの実現は重要といえる。
学習に興味のない層が「学ぶのに必要なきっかけ」TOP5は、1位「仕事で必要になる」(37.5%)、2位「お金に余裕ができる」(36.3%)、3位「達成したい目的がみつかる」(30.3%)、4位「時間ができる」(28.9%)、5位「職場から求められる」(22.2%)。この結果から、国内のリスキリング推進には、企業や組織が一体となったアプローチが有効なことがうかがえる。
また、オンライン学習サービス「Udemy Business」を導入する国内800社での受講状況の分析から、国内リスキルの最新トレンドが判明した。
国内800社の人気講座TOP10のうち8講座がDX及びIT関連の講座だった。この結果からも、リスキリングの主流がDXであることが読み取れ、また、エンジニアなど「ITを作る人」に限らず、社会人の大多数を占める非IT職による「ITを使う人」のリスキリングも加速していることがうかがえる。
調査は学生を除く全国18~64歳の男女3万5千508名を対象に、3月18日~22日の間、インターネットを用いて調査した。
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