2023年5月29日
三島市教委、kintoneを採用し市内公立小中学校全教員にアカウント配布
サイボウズは26日、静岡県三島市教育委員会が同社のkintone(キントーン)を採用したと発表した。kintoneのユーザーアカウントが市内の全公立小中学校21校の全教員に配布され、各校の校務や教育委員会と学校間の業務に活用される。
同社は2021年7月~2022年2月に三島市内の公立小中学校および三島市教育委員会で実証事業を実施し、市内の各公立小中学校が教育委員会に校舎の修繕依頼をkintoneで完結できるシステムを構築した。従来は、各校の教員が表計算フォーマットを利用して修繕依頼をしてきたが、kintoneアプリ上で依頼登録できるようにしたところ、学校側の依頼作業時間が1件につき15分程度短縮されたという。
また、修繕依頼の記入漏れ、それにまつわる問い合わせ業務などが削減されたことで、業務の効率と質が大いに向上したとしている。さらに、市内公立小中学校21校分の生徒の問題行動報告や、水道検診業務、備品の管理などにもkintoneを活用したところ、同様に業務の効率化が見られたため、今回の本格導入に至った。
今回の導入により、生徒の家族構成や連絡先、通学路などを記入する家庭環境調査票や、心身の健康状態を記入する保健調査票、各種問診票、タブレット使用同意書などの受付・管理にkintoneが活用されるようになる。
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