2023年9月1日
不登校中の親子の関わり方、36%の保護者が「コミュニケーションに課題」と回答 =ツナグバ調べ=
成基は8月31日、同社が運営する不登校に関する情報提供メディア「ツナグバ」が、子どもが不登校になった経験を持つ全国の保護者100人を対象に実施した、「不登校中の親子の関わり方に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもとのコミュニケーションに課題を感じるか」と聞いたところ、36%の保護者が「はい」と回答。「いいえ」は64%だった。
「子どもとの関わり方で工夫していること」を尋ねたところ、最も多かったのは「子どもが好きなことの話をする」18.1%で、以下、「積極的に声を掛けるようにする」と、「食事を一緒にとる」が各13.8%、「過干渉しないようにする」と、「最後まで子どもの話を聞く」が各10.3%と続いた。
子どもとの関わりで様々な工夫を実践する反面、親子のコミュニケーションに課題を感じている保護者が36%となっており、「肝心なことが話せていない」「本音が分からない」などの声も寄せられた。
また、「子どもの不登校で保護者が心配していること」を聞いたところ、「勉強の遅れ」36.6%と、「将来の心配」28%の2つで6割以上(64.6%)を占めた。個別の回答の中では、「学校や勉強の話、将来の話などを子どもと話したいが、不登校中の子どもが嫌がりそうな話を無理にできない」と言った声も寄せられた。
一見普段通りに接することができているようでも、「大事な話を子どもと出来ていない」と感じていたり、「子どもの本当の気持ちが分からない」と課題を感じている保護者が多い。
このアンケート調査は、子どもが不登校になった経験を持つ全国の保護者を対象に、8月1日~11日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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