2023年10月13日
小学生の33%、中学生の44%が学校でずっとマスクを着用=ニフティ調べ=
ニフティは12日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、全国の小中学生1724人を対象に実施した「マスク着用に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「マスク着用が個人の判断に任せられるようになったこと」についてどう思っているかを聞いたところ、小中学生の約70%が「うれしい」、または「どちらかといえばうれしい」と回答。「いやだ」「どちらかといえばいやだ」と答えたのは約30%だった。

「マスク着用の仕方が変わったか?」を尋ねたところ、小中学生の33%が「変わらない(着用し続けている)」と回答。小学生と中学生を比べてみると、中学生は小学生に比べてマスクを今までと変わらず着用し続けている割合が多かった。また、「学校ではつけているけど、学校以外では外している」「屋外にいる時だけ外す」などの意見もあった。

「学校ではマスクをつけて過ごしているのか」と質問したところ、「授業内容や活動内容によってつけ外ししている」が最も多く、「ずっとつけていない」は、小学生で28%なのに対して中学生では12%と、小学生より中学生の方が、学校でマスクを「ずっとつけている」生徒が多いことが分かった。

「学校でマスクをずっとつけている」理由を聞いたところ、最も多かったのは「素顔を見せたくないから」で小中学生の81%を占めた。次に多かったのは「マスクをつけるのが習慣だから」66%、「他人の目が気になるから」59%だった。
そのほか、「ニキビや肌荒れしているから見せたくない」「つけていないと(コロナ以外で)不安になるから」といった意見も多くあり、中には「マスク依存症になってしまった」という回答もあった。

一方、「学校でマスクをずっとつけていない」理由を聞いたところ、最も多かったのは「暑いから」で小中学生の81%を占めた。以下、「息が苦しいから」66%、「素顔で生活したいから」40%などが続いた。
そのほか、「みんなつけていないから」「今外さないと外すタイミングをなくすから」「表情がわかりやすいから」なども多かった。マスクをつけるかつけないかは個人が決められるようになったため、自分で考えて判断していることが分かった。

つけ外ししている生徒に「どんなときにマスクを外しているか」を聞いたところ、最も多かったのは「暑いとき」83%で、以下、「外で活動するとき」72%、「息が苦しいとき」62%などが続いた。そのほか、「体育や部活動のとき」「先生に外してと言われたとき」という回答も多く、状況に応じて外している生徒が多いことが分かった。

また、「マスクを外すようになったきっかけ」を聞いたところ、「暑いから」81%がダントツで多かった。そのほか、「マスクを外してもよくなったから」「マスク焼けが嫌だから」「親や先生に外してと言われたから」などの意見も寄せられた。

「学校以外では、どんな場所でマスクをつけるのか」を尋ねたところ、最も多かったのは「病院」55%で、次に多かったのは、小学生が「人がたくさんいる場所」42%だったのに対し、中学生は「家にいるとき以外はどこでもつける」42%だった。
「マスクが外せるようになって、うれしかったこと」を聞いたところ、互いの表情を見ながら会話できるようになったことを喜ぶ声や、夏の暑いときや運動するときも息苦しさがなくなって、「涼しくなった」や「スッキリした」という声が集まった。
逆に、「マスクが外せるようになって、嫌だったこと」を尋ねたところ、「自分の素顔を見られることが嫌だ」と感じる生徒がかなり多かった。マスクを外したくない生徒にとっては、親や教師に外すように言われることが嫌だという意見も目立った。また、電車や人混みでは、マスクをしていない人の咳や大声で飛沫が飛んでくるのを気にする声も寄せられた。
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、8月15日~9月11日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1724人。
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