2023年4月4日
花粉症の小中学生が苦しんでいること、「勉強に集中できない」が最多=ニフティキッズ調べ=
ニフティが運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」は3日、小中学生1694人を対象に実施した、「花粉症に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「花粉症の症状で最もつらいもの」を聞いたところ、「鼻水・鼻づまり」が最も多く、全体の42%と半数近かった。以下、「目のかゆみ」25%、「くしゃみ」4%、「のどのかゆみ」「頭痛」各2%などが続いたが、「花粉症ではない」との回答は21%で、小中学生の約8割が花粉症だった。
「花粉症のせいで苦しんでいること」を尋ねたところ、最も多かったのは「勉強に集中できない」28%で、以下、「鼻をかみすぎて痛くなる」22%、「夜眠れない」16%、「日中眠くなってしまう」7%などが続いた。
そのほか、「ダルすぎてやる気が起きない」「コロナと勘違いされてしまう」「学校で鼻をかむのが恥ずかしい」など、様々な声が寄せられた。
マスク着用や病院や市販の薬を飲む以外で、「花粉症の対策としてやっていること」を聞いたところ、最も多かったのは「何もしていない」27%で、対策をしている小中学生の回答では「なるべく外に出ない」21%が最多だった。
そのほか、「マスクを外さない」「家に帰ったら顔を洗う」「花粉防止スプレーをかける」など自分でできる対策をしている小中生や、病院へ通っている小中生の中にはアレルギーの治療法「鼻の粘膜を焼く治療」(レーザー治療)や「舌下免疫療法」などを行っているケースも見られた。
また、「自分が何の花粉に反応する花粉症かを知っているか」を聞いたところ、「知っている」と答えたのは全体の47%で、小学生よりも中学生の方が「知っている」割合が多いが、約半数は「はっきりとした原因が分からない」という結果だった。
「いつ頃から花粉症になったのか」を尋ねたところ、「小学校入学前」29%が最も多かったが、「分からない」も21%いた。
「花粉症以外のアレルギーがあるかどうか」を尋ねたところ、「ない」と答えた小中学生が45%で、花粉症以外のアレルギーがある小中生の中では「ハウスダスト」37%が最も多かった。また、「寒暖差アレルギー」や「金属アレルギー」など、人によっていろいろなアレルギーがあることも分かった。
「花粉症がつらくて学校を休んだことがあるか」を聞いたところ、「ない」が87%と大半で、「ある」は13%。症状があっても学校を休んでいない小中生が多いようだ。
また、「コロナ禍でマスクを日常的に付けることで花粉の症状は変わったか」との質問には、 33%が「コロナ前より軽くなった」と回答しており、マスクをすることで花粉を体の中に入れないことが、症状を軽くするのに繋がっているのが分かる。
「今までに効果があった花粉症対策グッズ」を聞いたところ、薬(目薬、点鼻薬、飲み薬など)、花粉対策メガネ、花粉防止スプレー、マスク、ワセリンを鼻に塗るなど様々な意見が寄せられたが、「薬を飲むのが最も効果的だった」という意見が多かった。
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」サイトの訪問者を対象に、2月14日~3月7日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1694人。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.407 日本体育大学柏高等学校 熊井允人 先生(後編)を公開(2024年5月1日)
- 取得したのにも関わらず就職や転職の役に立たなかった資格とは?=セルバ調べ=(2024年5月1日)
- 第1志望合格の学生、約6割が「塾・予備校のメンター」に勉強計画を相談=武田塾調べ=(2024年5月1日)
- 昭和大学などの研究チーム、JAXAと共同研究を締結し宇宙医科学研究をスタート(2024年5月1日)
- 成城大学、オープン・カレッジを生涯学習Webサイト「せたがやeカレッジ」で動画配信(2024年5月1日)
- 新経済連盟、「次世代教育の実現に向けた政策提言」を自民党教育・人材力強化調査会長に手交(2024年5月1日)
- AKAのAI英会話ロボット「Musio」、ポプラ社のロボット図鑑に掲載(2024年5月1日)
- 「AI教育推進機構 設立記念イベント」5月25日開催(2024年5月1日)
- NIJIN、「笑いの学級経営|1年間の成功の秘訣は“笑い”にあった」アーカイブ動画配信(2024年5月1日)
- 大阪工業大学、日本IBM・山口社長招き特別講演会 6月22日開催 聴講者募集(2024年5月1日)