2024年1月16日
2024年度医学部入試、受験生の8割以上が「受験宿泊をする」と回答=京都医塾調べ=
医学部専門予備校「京都医塾」は15日、医学部を第1志望とする2024年度入試受験生や過去に医学部を第1志望として受験したことがある人などを含む男女300人を対象に実施した、「大学受験に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「受験のために試験会場付近などに宿泊をする予定があるか」と質問したところ、医学部を第1志望とする24年度入試受験生では、82%が「宿泊する予定がある」と回答。「宿泊する予定がない」は18%だった。
医学部以外を第1志望とする24年度入試受験生については、「宿泊する予定がある」は36%で、「宿泊する予定がない」が64%だった。
また、「慣れない受験会場を不安に感じる」と回答した人は、今回の調査を行った対象者(医学部を第1志望とする24年度入試受験生と過去に医学部を第1志望として受験した経験がある人、医学部以外を第1志望とする同入試受験生と過去に医学部以外を第1志望として受験した経験がある人)のうち68.4%だった。
医学部を第1志望とする24年度入試受験生に限定しても68.3%と高く、約7割の24年度入試医学部受験生が、「慣れない受験会場に不安を感じている」ことが分かった。
「今年(24年度入試)の大学受験が終わり、もし志望の大学・学部に不合格だった際の浪人に対する意識」を聞いたところ、医学部を第1志望とする24年度入試受験生の6割が浪人を視野に入れており、そのうち96.7%が「浪人したら、再度、医学部を受験したい」と回答。
一方、医学部以外を第1志望とする24年度入試受験生のうち、浪人を視野に入れているのは3割ほど。また、医学部以外を第1志望とする24年度入試受験生では、「浪人は視野に入れておらず、志望大学・学部以外でも合格した大学に進学する」39%が最多。
浪人を視野に入れていると回答した人のうち、「浪人後も現役で受験した『学部』を再び受験したいと思うか」と尋ねたところ、医学部を第1志望とする24年度入試受験生では、「再び受験したいと思う/思った」が66.7%、「ややそう思う/思った」が30%、「あまり思わない/思わなかった」が3.3%で、「思わない/思わなかった」は0%だった。
「受験直近の模試の結果の判定についてA~Eでの判定とした場合、どの判定以下だったら第1志望の大学から出願を変更しようと思うか」と聞いたところ、全体としては、「C判定」だった場合に第1志望の大学から出願の変更を検討することが分かった。
一方、「大学入試共通テストの結果によって出願校を変更する予定か」を聞いたところ、24年度入試受験生、大学受験経験者ともに、大学入試共通テストの結果で出願校を変更するのは全体の約3割と意外にも低かった。
また、医学部を第1志望とする受験生の半数(47%)が、中学1年~高校1年生の間に受験勉強を始めていたことが分かった。一方で、他学部を第1志望とする受験生は、74%が高校2・3年生の間に受験勉強を始めていた。医学部合格を目指す受験生が受験勉強を始めた時期は、他学部を目指す受験生よりも早いことが分かる。
医学部を第1志望とする24年度入試受験生の平均勉強時間は8.3時間である一方、他学部を第1志望とする24年度入試受験生の平均勉強時間は5.6時間であることから、医学部受験生は他学部志願者と比較して1日あたり平均2.7時間長く勉強していた。
また、医学部を第1志望とする24年度入試受験生の66%が「6時間以上」勉強しており、うち28%は「10時間以上」勉強していると回答。
受験期に「親からしてもらって嬉しかったこと」を尋ねたところ、「気分転換にドライブに連れて行ってくれたこと」(10代女性)、「駅までの送迎や毎日の弁当作り」(10代男性)、
「夜食を作ってくれた」(10代女性)などの声が寄せられた。
この調査は、①医学部を第1志望とする2024年度入試受験生、②医学部以外を第1志望とする24年度入試受験生、③過去に医学部を第1志望として受験した経験がある人、④過去に医学部以外を第1志望として受験した経験がある人—を対象に、2023年12月9日~13日にかけて、Webアンケートの形で実施した。有効回答数は300人(男女)。
関連URL
最新ニュース
- すららネット、EDIX東京(23日~25日)で実践者が語るブース内セミナーを開催(2025年4月18日)
- 総務省統計局、「社会人のためのデータサイエンス入門」受講者の募集開始(2025年4月18日)
- ユーフォリア、静岡県掛川市の地域クラブを運営・設置する地域団体が「Sgrum」採用(2025年4月18日)
- 豊中市とメリル、生成AIを活用した子育て相談チャットボット構築等の協定を締結(2025年4月18日)
- ノーススター、子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」が北海道鹿部町と連携開始(2025年4月18日)
- ランドセルの中身、3割以上の小学生が「最大1kg以上持ち歩く」=土屋鞄製造所調べ=(2025年4月18日)
- 子どもに最も期待していることは「良い進学先」と「良い企業」 =ウィザス調べ=(2025年4月18日)
- TAO、国士舘大学が世界標準モデルの入試システム「TAO」を採用(2025年4月18日)
- ディー・エヌ・ケー、eスポーツ高等学院が今年度の超入学式を20日挙行(2025年4月18日)
- 静岡大学、「令和9年度入試」から革新的な総合型選抜「アチーバー人材入試」を実施(2025年4月18日)