2014年3月11日
法政大学/JMOOC・反転授業に関するシンポジウム開催
法政大学 情報メディア教育研究センターは7日、“国際シンポジウム2014”を開催した。
米国のMOOCsやPost MOOCsを見据えた最新動向、Matterhorn 映像配信システムの国際化プロジェクト、JMOOCなど日本版MOOCsや反転授業などを紹介するシンポジウムで、テーマは「映像配信を利用した教育情報システムの最新事情」(MOOCs, Post MOOCs に向けた最新動向)。
JMOOC白井克彦理事長が「日本におけるオープンエデュケーションとJMOOC」と題した基調講演のほか、カーネギーメロン大学の講師による「カーネギーメロン大学のオープンエデュケーション戦略」と題した招待講演などを行い、約200名の大学・教育機関関係者は熱心に、講義に耳を傾けた。
また、「SPOC(スポック)を取り入れた反転授業の取り組み事例」について、法政大学非常勤講師 飯塚康至氏ほかが紹介した。
SPOCとは、“授業の中で活かすオンライン教育”を目指し、法政大学で進めている学習システム。
大学の講義でも進捗の遅い学生に合せると授業自体が進みにくいといった課題があり、反転授業はこうした課題を解決するものとして注目されている。SPOCは、小規模で手軽に、機動的に教員自らがコースを構築・運営でき、反転授業を実現できる点が特徴だという。
SPOCの構成としては、Google App Engineをプラットフォームに、パワーポイントのスライドとYouTubeの動画を連携させたコンテンツを、Course Builderを使ってコースとして構築・公開するもので、学習解析や評価支援などのシステムも構築する予定だと語る。
ビデオ撮影から編集、公開まで1つのコンテンツをつくるのに2~3時間で作成可能で、現在、経営学部の授業などで活用しているという。
問い合わせ先
法政大学 情報メディア教育研究センター事務局
cms@ml.hosei.ac.jp
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