2025年8月27日
不登校中学生の進路選択、全日制40%、定時制26%、通信制48.5% =明光義塾調べ=
明光義塾を展開する明光ネットワークジャパンは26日、「中高生の不登校に関する実態調査」の結果を公表した。
調査は現在不登校中の中学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者400名を対象に、7月24日~28日に行われた。それによると、現在不登校中の中学1年生~3年生の子どもを持つ保護者200名を対象に、高校進学に関する検討状況について訊ねたところ、最多回答は「通信制高校」48.5%、次いで「全日制高校」40.0%、「定時制高校」26.0%と続いた。
子どもが不登校になった時期は「中学校1年生」が29.3%で最も多く、「中1の壁」に直面する家庭の多いことが分かった。不登校になったきっかけとして、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇が影響したかと訊ねたところ、「主なきっかけだった」「一因だと思う」が合わせて4割以上となり、長期休暇明けと不登校との関わりを感じていることが分かった。
不登校児の学習支援制度・手段としてフリースクールの認知率は52.3%で最も多く、次いで「通信制高校」「学校内の別室登校」と続いた。また、不登校でも学習習慣を維持している子どもは多く、1日「2~4時間学習している」と回答した家庭が26.5%に上った。
不登校の子どもについて保護者が不安に感じていることを複数回答で訊ねたところ、「社会性が育ちにくいこと」が44.3%で最も多く、次いで「学力低下や学習面の不安」42.0%、「精神的な健康状態」41.5%と続いた。子どもの学習面に不安を感じていると回答した人に詳しく訊ねたところ、「学習のペースがまわりの子とずれてしまうこと」が最多となった。
高校進学を検討していると回答した165名を対象に、高校選びで重視するポイントを訊ねたところ、「登校日数や時間の柔軟性」が39.4%で最も多くなった。また、通信制高校を検討していると回答した97名を対象に、通信制高校を選ぶ際に重視するポイントを訊ねたところ、「オンライン・対面の選択肢があること」が51.5%で最多となった。
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