2014年3月28日
NTTナレッジ・スクエア/東大の大学教員養成講座をMOOCに公開
NTTナレッジ・スクウェアとNTTドコモは27日、両社が運営するMOOC(*1)サイト「gacco(ガッコ)」で、東京大学 大学総合教育研究センターが新開発する、「インタラクティブティーチング」を公開すると発表した。
「インタラクティブコーチング」は、大学教員を目指す大学院生などの“教える力”を向上させる講座。
MOOC上のオンライン講座と、対面集中講座の2本から構成され、8週間のオンライン講座では、学生が主体的に学ぶための方法、知識や技法を学ぶ。
そのほか、学習理論、アクティブ・ラーニングの手法、授業デザインおよびシラバスの設計、評価なども扱う。
募集開始は2014年夏頃、開講時期は2014年11月を予定。
講座は誰でも受講可能で、大学教員を目指す大学院生や社会人のほか、「教える」ことに携わる小中学校や高等学校、大学教員、職員、各種教育・研修機関の講師、インストラクター、企業の教育担当者なども受講できる。
文部科学省は、全国の大学でファカルティディベロップメント(FD)(*2)活動を義務づけ、教員相互の授業参観の実施、授業方法の研究会の開催、新任教員の研修会の開催など、大学内での組織的な“教育力向上”の取組みが活発化している。
東京大学 大学総合教育研究センターでは、FD活動を「卓越した学習環境・学習機会の創造を目指す継続的組織的取り組み」として位置づけ、大学院生向けのプレFDプログラム「Future Faculty Program」を提供している。
(*1)MOOC:「Massive Open Online Courses」の略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。
(*2) ファカルティディベロップメント:、「大学教員の教育力を高める実践的方法」のこと。
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