2026年8月25日
AISEE CONNECT、「AI業務支援士」養成研修の修了者対象のアンケート結果を公表
AISEE CONNECTは24日、AIの業務活用力を身につける資格「AI業務支援士」養成研修について、修了者を対象とした受講後アンケートの結果を公表した。
「AI業務支援士」は、IT整備士協会(2002年内閣府認証)が認定する、実務特化型の民間資格。自部署の業務フローにAIを組み込み、運用・改善し、現場のAI活用を牽引する「現場のAI推進者」の育成・認定を目的としている。資格の認定は、①協会の認定を受けた養成研修の修了、②協会が実施する認定試験(CBT方式・50問・60分・正答率8割以上)への合格、および協会への認証登録により行われる。
同養成研修は、IT整備士協会の認定カリキュラム(全4章25レッスン/受講時間 約10時間)に準拠したeラーニング型プログラム。プロンプト設計や多様なAIの使い分けといった基礎から、自動化など業務プロセスにAIを組み込む実装スキル、リスクマネジメントまで、業務活用に必要なスキルを体系的に学ぶことができる構成が特徴。

アンケート結果によると、「研修全体の満足度」の問いでは、満足度は平均4.14点、5点満点中4点以上が83.8%だった。

「修了後の業務時間の削減実感」の問いでは、全体の83.8%が業務時間の削減を実感していると回答。うち10名(27.0%)は削減幅を定量で回答しており、3名(8.1%)は「1日1時間以上」としている。

「受講後に感じた変化」の問いでは、「業務の自動化・仕組み化に着手できた」「社内でAI活用を教える・広める側になった」など、個人の効率化にとどまらない変化も報告されている。

「修了後、実際にAIを使っている業務」の問いでは、上位の「アイデア出し・壁打ち」「情報収集・リサーチ」「資料・企画書づくり」は、いずれも職種を問わず幅広く必要とされる業務。部門を選ばず効果が出やすいことがうかがえる。

「受講前から「ほぼ毎日」生成AIを使っていた方の受講後」の問いでは、回答者37名のうち23名(62.2%)は、受講前からすでに「ほぼ毎日」生成AIを使っていたと回答。この層でも78.3%が業務時間の削減を実感しており、日常的にAIを使っている人にとっても、体系的な学び直しでスキルアップの余地があることがうかがえる。

「項目別の評価」の問いでは、「eラーニングの学びやすさ」(83.8%)「教材のわかりやすさ」(81.1%)が「良い」以上の高い評価を得た一方、「内容のボリューム」(59.5%)は評価が分かれた。同社では改善の余地がある項目として受け止め、今後のカリキュラム改定の検討材料としていくという。

「受講前に感じていた課題」の問いでは、最多は「スキルの証明」(48.6%)、次いで「独学の限界」(45.9%)。回答者の62.2%が受講前から毎日AIを使っていたことと合わせて読むと、AIを使えてはいるものの、その使い方に確信が持てず、スキル証明が形に残らないという課題が浮かび上がる。

「本研修を選んだ決め手」の問いでは、最多は「『資格』として証明が残るから」(62.2%)。学びの成果が「資格」として形に残ることと、内容が実務に直結していることの2つが、決め手の軸になっていることがうかがえる。

「すでに保有しているAI・IT関連資格」の問いでは、「すでにお持ちのAI・IT関連資格」(任意記入)には、回答者37名のうち24名(64.9%)が何らかの資格を記入し、18名(48.6%)は生成AIパスポート・G検定などのAI関連資格をすでに保有していた(生成AIパスポート13名・35.1%、G検定7名・18.9%、両方の保有3名)。

この資格保有者18名では、決め手に「実務に活用できる内容だったから」を選んだ人が55.6%と、保有資格の記入がない人(47.4%)より高い水準だった(回答者数が限られるため参考値)。また、この18名の83.3%(15名)が、受講後に業務時間の削減を実感している。

「修了までにかかった期間」の問いでは、学習時間帯は「平日の朝・夜(業務時間外)」45.9%、「週末・休日」27.0%、「通勤・移動などのスキマ時間」10.8%で、あわせて83.8%(31名)が業務時間外に学習している。受講時間の目安は約10時間で、業務を止めずに修了できる設計。

「申込者の年代構成」は、平均年齢は45.1歳(中央値45歳・23~71歳)。現場の中核を担う40か~50代のリスキリングとして活用が広がっている様子がうかがえる。

「申込者の男女比 」は、全体では男性96名(71.1%)・女性39名(28.9%)。年代別に見ると、女性の比率は50代で39.5%、20代までで44.4%と全体より高く、幅広い年代の女性にも受講が広がっている。

「役職を記入した方の内訳」では、経営者・役員および個人事業主を含めると45名・68.2%が、チームや組織を率いる立場の人。

「受講後アンケート回答者の業種、職種」では、⺠間企業から官公庁‧⾃治体、医療や福祉まで、さまざまなビジネスパーソンが受講。法人・団体申込者は全体の23.2%。

「受講費用の負担」は、「自己負担(全額)」(73%)、「会社が支払い」(21.6%)。申込者の約半数が現場リーダー層であることと合わせると、組織を率いる立場の人が自費で学びに来ている構図がうかがえる。
受講後の変化として「社内でAI活用を教える・広める側になった」を挙げた人が6名(16.2%)、資格を活かしたい場面として「名刺・プロフィールへの記載」(54.1%)「社内での信頼・説得力」(48.6%)が上位に挙がった。修了者が、社内のAI活用を広げる起点になりうることがうかがえる。

「今後、協会・当社に期待すること」については、最多は「より高度な実装スキルが学べる上位資格」(73.0%)。修了が学びの終点ではなく、次の段階への入口として受け止められていることがうかがえた。
調査概要
調査名:「AI業務支援士 養成研修」受講後アンケート
調査対象:本養成研修の修了者(悉皆調査)
調査時点:8月17日
送付数・回収数:送付44名/回答37名(回収率84.1%)
申込データ:「AI業務支援士 養成研修」累計申込151名
「AI業務支援士」養成研修の修了者対象アンケートの詳細レポート(PDF)問い合わせフォーム
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