2016年6月8日
若者の10人中8人がネットの危険性を認識 ユニセフ調査
ユニセフ(国連児童基金)は、世界25カ国の1万人以上の18歳の若者を対象に、インターネットの利用に関する意識調査を実施し、その結果を『リスクと可能性:インターネットとともに育つ』としてまとめ、公表した。
『リスクと可能性:インターネットとともに育つ』によると、18歳の10人に8人が、子どもはインターネットを通じて性的搾取の被害に遭ったり、だまされたりする危険があると認識。そして、同年齢の10人に5人が、友達がインターネット上でリスクのある行動をとっていると考えていることが分かったという。
回答した若者の90%近くがインターネット上のリスクを避けられると回答。およそ10人に6人が、インターネット上で人と知り合うことは、ある程度またはとても重要だと回答した。しかし、相手が身分を偽っていた場合に確実に見抜けると答えたのは36%にとどまった。
女の子の回答者の67%は、インターネット上で性的な内容のコメントや要求があったら不安だと答えたのに対し、男の子ではその割合が47%にとなった。また、オンラインで実際に危険な目にあったときに、親や先生に相談するという回答よりも、友達に相談するという回答の割合が高かった一方、友達がオンラインで危険な目にあったときにどのように助けるか確実に知っている、と答えたのは半数以下だった。
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