2018年4月19日
iTeachers TV Vol.136 戸田東小学校の小梨 貴弘先生(前編)
iTeachersとiTeachers Academyは18日、iTeachers TV Vol.136 戸田市立戸田東小学校の小梨貴弘先生による「ICT機器を活用した新しい音楽鑑賞の授業の創造(前編)」を公開した。
従来の音楽の鑑賞の授業における問題点を克服するために、タブレットを活用した新しい鑑賞の授業スタイルを提案する。6年生の「木星」の鑑賞において、まず1時間目は様々な演奏形態にアレンジされた中間部の美しい旋律を、タブレットを使用して個々のペースで聴き比べ、自分の心に響く演奏を探す。なぜ心に響いたのかを、音楽を形づくっている要素とその働きという視点で捉え、刺激として受け取った音楽と、そこから呼び起こされた心の動きとを結びつけていく。また、同じ演奏を選んだ者同士で対話し、その良さについて共有し、発信していく。
小梨先生は、授業や部活動(吹奏楽)をこなす傍ら、音楽科におけるICT機器の活用やアクティブ・ラーニング、授業のユニバーサルデザイン化といった先端の教育技術の研究・開発を進める。音楽之友社『教育音楽小学版』で連載中。大阪、名古屋、千葉、埼玉など、各地で音楽科授業におけるICT機器活用の在り方等についての講演を行っている。
後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」は、情報通信総合研究所の平井 聡一郎 氏による、「世界のICT教育事業 2018 BETT報告」。1月にイギリスで開催された、世界最大級の教育関見本市「BTEE」を紹介する。
平井さんは、茨城県の公立小、中学校で22年間、市町及び県教委で指導主事として11年間勤務。古河市教育委員会参事兼指導課長を最後に公務員を退職し、現職。併せて、文科省、総務省の教育ICTに関わる委員を歴任。現在、全国各地でICT機器活用による教育改革に取り組み、特に小学校でのプログラミングの普及に多くの実践を重ねている。
□ ICT機器を活用した新しい音楽鑑賞の授業の創造(前編)
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