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2016年9月1日

オールインワンPCで構成されるアクティブ・ラーニングの教育環境とは?

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オールインワンPCで構成されるアクティブ・ラーニングの教育環境とは?

intel
Intel Inside(R) 飛躍的な生産性を
第6世代 インテル(R) Core(TM) i7 vPro(TM)
プロセッサー搭載

明るく風通しのよいPC教室を目指して、
ビジネス向け省スペースPCを選定

神戸学院大学附属高等学校のPC教室では、長年にわたって比較的大型のデスクトップPCを活用してきました。デスク下にPC本体を設置していた関係から、生徒の足元を圧迫したり、掃除が行き届かなくてホコリが溜まるといった課題を抱えていました。また、端末ごとに個別のOS環境を持つスタンドアローンPCだったことから、WindowsUpdateなどの作業にも多くの工数が必要でした。

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今回、新校舎への移転という絶好の機会を活かし、最新の省スペースPCを取り入れ、明るく風通しのよいPC教室を目指しました。そして、PCの運用工数を大きく削減する目的から、ネットブート方式のシンクライアント・システムを採用することも決定。新校舎に導入する省スペースPCには、PC本体と液晶ディスプレイが一体となったオールインワン・タイプを前提としながら、先進的なICT教育のニーズにも応えられる処理能力、調達しやすいコスト、集合スペースでの利用に適した信頼性や保守性を備えたビジネス向けモデルを強く希望しました。

同校で情報システムの企画・運営を担当している瓦谷洋和氏は、「オールインワン・タイプのデスクトップPCは、その多くがコンシューマー向けモデルです。スタイリッシュさを追求するがゆえにワイヤレス接続のキーボードやマウスが多く採用されています。しかし、ワイヤレス方式の場合、キーボードやマウスの電池を管理する手間が発生し、数多くの端末が導入されるPC教室ではとても運用に耐えられません。また、ネットブート方式のシンクライアント・システムでは、有線LANによるネットワーク接続が必須となりますが、コンシューマー向けモデルの有線LAN機能はエンタープライズのニーズを満たしきれないのが実情です。こうした数々の理由から、本校ではビジネス向けのオールインワンPCを条件に選定作業を進めていきました」と語ります。

ThinkCentre TinyとTiny-in-Oneによって
オールインワンの省スペースPCとして運用

同校はPC教室のトータル・コーディネイトを依頼したシステム・インテグレーター(株式会社フューチャーイン)からの強い勧めもあり、最終的にレノボの超小型デスクトップPC『ThinkCentre M73 Tiny』を採用。

ThinkCentre Tinyシリーズは、高い処理性能と優れたコスト効率を両立した最新のインテル® プロセッサーを搭載しながら、レノボ独自の先進的な熱設計技術によって1リッターという驚異的なコンパクトボディーを実現しています。また、今回導入するシンクライアント・システム(ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー社のPhantosys 5 LV)では、PCの内蔵ドライブをOSイメージのローカルキャッシュとして利用できるため、同校のTinyシリーズには超高速アクセスが可能な大容量SSD(256GB)をいち早く取り入れています。

さらに、完全に統合されたオールインワンPCとして運用できるように、23インチモニター付きの専用ドッキングステーション『ThinkCentre Tiny-in-One 23』を組み合わせています。これにより、1個のACアダプターでPCと液晶ディスプレイの両方に電源を供給でき、すっきりとしたケーブリングを実現。また、オプションのDVDドライブもディスプレイの背面に搭載しています。

瓦谷氏は、「本校は、端末更新時のコストを最小限に抑えるため、PC本体と液晶ディスプレイの購入サイクルを分けて管理しています。Tiny-in-One 23なら、両者が一体となったオールインワンPCでありながら、複数世代のTinyを入れ替えることで液晶ディスプレイの使用期間を延ばすことができます。本校のニーズにあわせて仕様を柔軟に決められるPC本体、ケーブルのスマートな取り回し、光学ドライブの搭載といった点を高く評価し、Tiny-in-One 23の採用を決めました」と説明します。

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省スペースによる、明るく風通しのよい室内構成と
大型ディスプレイならではの快適な学習環境を両立

今回、PC教室に配備されたTinyは、生徒向けが40台、教員向けが1台となっています。また、広々としたフリーアドレス・デスクにTiny-in-One 23を等間隔で並べることにより、デスクスペースのみならず、足元の空間に至るまで、明るく風通しのよい室内に仕上げています。さらに、以前のPC教室では、教師用PCの画面を一斉に映し出すセンターモニターを生徒のデスク上に多数配置していましたが、これらをすべて天井吊りの大型ディスプレイに置き換え、画面の細部を伝えたいときには授業支援システム(Sky社のSKYMENU)で教師の画面を生徒の端末に直接配信するようにしています。

情報科の教諭を務めている岡田隆嗣氏は、Tiny-in-One 23の導入効果を「画面サイズが23インチとかなり大きくなったことで、Officeアプリケーションのウィンドウ内にリボン(ツールバー)のアイコンを数多く表示できるなど、アプリケーションそのものの操作性がかなり向上しています。そして、このように大型ディスプレイを取り入れながらも、ディスプレイの背面にPCを搭載したり、センターモニターを設置しないようにすることで、これまで以上に広々としたデスクスペースを確保できています。教師から生徒たちの表情がよく見えるので、生徒との意思疎通もとりやすくなっています」と説明します。

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また、OSイメージのキャッシュ領域としてSSDを採用したことで、システムの起動速度も劇的に向上。以前のPCは、電源を投入してからデスクトップ画面が表示されるまでに3~4分の時間がかかっていましたが、Tinyは起動時間が約1分に短縮されています。岡田氏は、「生徒たちは、授業外の時間にもPC教室の利用が可能ですが、電源を投入してすぐに使い始められるTinyなら、昼休みなどの短い時間にもPCをもっと活用してもらえるでしょう」と述べています。

ThinkCentre Tinyを導入した新PC教室を
2017年4月に開校される中学校でも共用予定

同校では、2001年度より1人1台のノートPCを貸与してきましたが、新校舎へと移転した2016年度からは薄型・軽量のタブレット端末へと切り替えています。新校舎では全館に無線LANインフラが整備され、タブレットから学内のネットワークにすぐ接続できます。岡田氏は、「新校舎のPC教室は、アクティブ・ラーニングを想定した座席配置がとられています。室内では生徒のデスクを背中合わせで配置していますので、お互いに振り返れば複数の生徒で向かい合ってすぐにグループワークを始められます。PC教室の隣にはアクティブ・ラーニング専用スペース(AL教室)も設けていますので、双方の教室を効果的に使い分けながら情報教育をさらに充実させていけたらと考えています」と述べています。

PC教室に導入されたThinkCentre TinyとTiny-in-Oneは、同校の先進的な情報教育を支えるインフラのひとつとして、ますます重要な役割を果たすことになるでしょう。

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