2020年9月23日
PC不要でICT活用授業を実現する教育向けスマートプロジェクター/BenQ
~Android搭載!マウスとキーボードで使えるプロジェクター「EW800ST」~
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教育関係者の皆さんは周知のことだろうが、日本は学校の授業(国語、数学、理科)におけるデジタル機器の利用時間が短く、OECD加盟国中最下位という結果が「OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)」で明らかになっている。あわせて、コンピュータを使って宿題をする頻度も、OECD加盟国中最下位という結果である。なぜこれほどまでに日本のICT活用教育は遅れているのだろうか。原因は様々だろうが、スタート時点のハードルが高過ぎたのが原因のひとつではないと推測する。公開授業やイベントのデモ授業で提示される先生方のICT活用授業は格好良く、ハイレベルで、とても真似できそうもない。ICT環境整備もまた、高い目標を掲げていた。2014年からスタートした文部科学省の「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画」でも、教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数 3.6人、電子黒板・実物投影機の整備(1学級当たり1台)、超高速インターネット接続率及び無線LAN整備率100%などが掲げられ6712億円が投入されたが、ICT環境整備は十分に進まなかった。そこで2018年の見直しでは、2020年までに3クラスに1クラス分の1人1台可動式PCと全教室のWi-Fiと電子黒板(大型提示装置)の実現を目指すことにした。ここで注目なのが電子黒板に( )書きで(大型提示装置)と加わったことだ。これによって、全教室に設置するのが正式に電子黒板の機能がない大型テレビでもプロジェクターでも良くなったのだ。
プロジェクターには、固定式と可動式があるが、可動式のプロジェクターには電子黒板や大型テレビにないメリットがある。概ね価格が廉価なこと、設置が簡易であること、移動できること、そしてアナログの既存ツールと併用が出来ることなどだ。プロジェクターを黒板に映写して板書と組み合わせたり、模造紙やマグネットの資料を映写画面に貼り付けたり、複数のプロジェクターを組み合わせたりなど、授業を立体的に構成することが可能になる。
今回紹介するBenQのスマートインタラクティブ教育向けプロジェクター「EW800ST」は、可動式プロジェクターのメリットの上に、マウスやキーボードを直接接続してUSB入力のコンテンツを操作したり、インターネットに接続したり、スマホの画面を映し出したり。授業におけるICT活用のハードルを下げるとともに、アクティブ・ラーニングやブレンド型学習など高度な利用まで対応する心強い大型提示装置だ。
スマートプロジェクターって何が違うの?
スマートプロジェクターは、映像を映し出すだけのプロジェクターと何が違うのか。
それはOSを搭載しているかどうかだ。OS(Operating System)とは、コンピュータ(PCやタブレット)のシステム全体を管理し、さまざまなアプリケーションソフトを動かすための最も基本的なソフトウェアのこと。つまり、BenQの「EW800ST」にはコンピュータと同様の機能が備わっているということだ。だからROM/RAMというメモリも搭載されているし、当然マウスやキーボードを接続して操作することも出来る。
「EW800ST」が搭載しているOSは、Android 6.0ベースの「BenQ Launcher」。2基のUSBポートとWi-Fi機能(付属のUSBドングルを使用)を備えるから、PCやタブレットと接続しなくても単独で映像や写真を投影できる。また、オフィスアプリ「WPS Office」がバンドルされて、Excel、Word、PowerPointといったオフィス文書にも対応していて、表示はもちろん編集も可能だ。ウェブブラウザ「Firefox」やリモート接続してパソコンの画面を表示/遠隔操作できる「TeamViewer」も収録されており、アプリを追加しなくてもかなりのことができる。
また、スマートフォンの画面を映し出す「ワイヤレス投影」もサポート。いわゆるミラーリング機能で、スマートフォンの画面をそのまま表示できるから、アプリを大人数で見る用途に最適。Wi-Fiホットスポット(Wi-Fiダイレクト)機能も搭載しているので、無線LAN環境のない場所で使うこともできる。
「インフォグラフィックモード」への対応もスマートなポイントだ。インフォグラフィックス(infographics)は、情報(information)と図版(graphics)を組み合わせた造語で、言葉だけでは表現仕切れない事柄やデータを図解によって視覚化し、分かり易くするする表現手段のこと。「インフォグラフィックモード」は、そのインフォグラフィックを鮮明に表示する機能で、PDFやPowerPointのスライドの視認性を高める効果がある。見やすくてインパクトのある画像や小さい文字が読みやすくなるなど効果は確かで、学習現場ではとても有効な機能だといえる。
BenQのインタラクティブ教育向けプロジェクター「EW800ST」のスマートとは、PCが無くても単独でPC同様の機能を発揮する「スマート」と、PCやタブレット、スマートフォンなどと簡単に連携して投影することができる「スマート」のダブルスマート。DLPプロジェクターで世界シェア第1位のBenQが送り出す、新ジャンルのプロジェクターだ。
スマートプロジェクターが創り出すICT活用教育とは
ICT活用教育が教育現場に普及しない原因のひとつに「ハードルの高さ」をあげたが、BenQの「EW800ST」は、初心者から上級者まで多彩な活用法に対応することが可能だ。
=BenQ「EW800ST」だけでできること=
例えば、ICTを活用した学びの入口とてインターネットの活用がある。最初はネット上の動画や地図ソフトの視聴や映写、インターネット検索による「調べ学習」といった利用だが、これまでのプロジェクターだとPCやタブレットとの接続が必須となる。しかし、BenQの「EW800ST」なら、プロジェクターだけでインターネットが利用できる。マウスとキーボードを接続して、PCを扱っているように直接プロジェクターを使用できる。映像コンテンツを共有したい教師のために設計されたビデオモードなら、照明が明るい教室でも明瞭な映像・画像を再生できるので子どもたちへのインパクトも大きい。Google Earthの空撮移動画面で子どもたちから歓声が挙がることは間違いないだろう。
BenQの「EW800ST」だけあればできること。もうひとつはUSBを利用した教材の活用だ。ICTを活用した学び改革のひとつにアナログ教材のデジタル化がある。これまで板書や模造紙に手書きしていた教材を、Excel、Word、PowerPointといったOffice文書に作り替えたり、紙焼きして配付していたドリルや小テスト、ワークシートなどをデジタル化して児童生徒の1人1台情報端末に配付するといったこと。配布物のICT化やテストのデジタル化には授業支援ソフトやLMS(学習管理システム:Learning Management System)が必要になるのでやや高度なスキルが求められるが、デジタル教材をUSBに取り込んで、プロジェクターに映写するのはBenQの「EW800ST」ならとても簡単にできる。「EW800ST」はオフィスアプリ「WPS Office」がバンドルされて、Excel、Word、PowerPointといったオフィス文書にも対応してる。もちろん、PDFやjpegなどの画像やmp4などの動画ファイル形式にも対応している。先生方が普段作成しているデジタル教材のほとんどが、自席のPCからからUSBにコピーするだけで教室で使えるようになると言うことだ。
=マルチデバイスとの連携でできること=
BenQの「EW800ST」はマルチデバイス対応。だから、Windows PCもiPadもChromebookもスマートフォンでもWi-Fiで簡単に接続して、いわゆるミラーリング機能を使用することができる。もちろんWi-Fiの初期設定設定も簡単。先生が使っているPCやタブレット画面をそのままプロジェクターに映し出すのはもちろん、子どもたちが書いたワークシートや解答用紙をスマートフォンで撮影して、プロジェクターに大写しにしてクラス全員で共有する、といった使い方も簡単にできる。もちろんGIGAスクール構想で想定されるBYOD(個人所有端末の学校持ち込み)で子どもたちが持ち込んだ、様々な機種の端末とも簡単にWi-Fi接続することが可能だから、何種類ものケーブルを機種毎に差し替えて利用するなどの煩雑さがない。
また、体育館や特別教室などWi-Fi環境が設置されていない場所でも、Wi-Fiホットスポット(Wi-Fiダイレクト)機能も搭載しているので、マルチデバイスと接続して使用することが出来る。本体重量も2.6Kgと軽量なので、持ち運びにも便利だ。
スマートなのに使い易い
これまでのプロジェクターに比べて多彩な機能が搭載された、スマートなプロジェクターBenQの「EW800ST」。はじめて電子黒板と出合ったときのような戸惑いを感じないか心配になるが、使い易い機能も搭載しているから、今時の先生なら何の問題も無いだろう。
例えばスマートコントローラー。先生のスマートフォンやタブレットに「BenQ Smart Control」をダウンロードすれば、プロジェクターをコントロールできる。使い慣れている自分の端末を使うことによって授業を少しずつインタラクティブかして、ICTを使うことを気にせずに、児童・生徒にフォーカスされた授業を行うことができる。
また、BenQの「EW800ST」は高輝度短焦点DLPプロジェクターだから、使用する場所や部屋の明るさを問わず使用できる。そして、教育現場での長期使用を想定して、素晴らしい色の正確さを保ちプロジェクターの寿命を延ばす「アンチダスト蓄積センサー」や「国際的に認められるIP5X認証ダストプルーフ技術」を採用して、プロジェクターの最高品質と信頼性を実現している。安定、安心して使えることは教育現場では大切な性能でなのだ。
2020年からスタートした新しい学習指導要領では、「ICTを活用した、主体的・対話的で深い学び」の実現が求められている。授業にICTを使い始めたばかりの先生にも、自在にICTを活用する先生にとっても重要なパートナーである「大型提示装置」。機能満載の電子黒板とも、ただ映写するだけのプロジェクターとも異なる新しい「大型提示装置」のジャンル。BenQのスマートプロジェクター「EW800ST」は、先生たちの学び改革に大きく寄与する可能性を秘めている。
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