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2014年1月27日

富士通/東京大学宇宙線研究所の新計算機システム稼働

富士通は24日、東京大学宇宙線研究所(東大宇宙研)のPCクラスタシステムを中核とした宇宙線研究向けの新計算機システムを構築し、1日から稼働を開始したと発表した。

新計算機システムの主な構成

陽子、ガンマ線、ニュートリノといった宇宙粒子線の観測データを蓄積・解析するシステムで、東大宇宙線研が推進する国内外のさまざまな宇宙・素粒子共同利用研究プロジェクトで活用される。

富士通PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX250 S2」136台をクラスタリングした計算サーバと、ストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS DX80 S2」33台、スケーラブルファイルシステムソフトウェア「FEFS(エフ・イー・エフ・エス)」を使って高速分散ファイルシステムを構築した。

計算サーバの整数演算性能は、ベンチマークSPECint_rate2006のスコアーが9万6426で従来システムの約10倍、ファイルサーバのストレージ容量は、約3.2倍の4.4ペタバイト(PB)、データ転送速度は18ギガバイト(GB)/S以上となった。

従来のシステムに比べて、約30倍の性能向上を得た。

問い合わせ

富士通 TC統括営業部 先端科学営業部
電 話:03-6252-2554

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