2014年4月4日
文科省/日本の15歳問題解決能力は世界第3位
文部科学省は1日、OECDが実施した2012年「生徒の学習到達度調査(PISA)」の中で行なわれた問題解決能力に関する調査結果を発表した。
PISAは、15歳児を対象に、知識や技能を実生活でどれだけ活用できるのかをみる調査。2012年は、読解力、数学的、科学的の主要分野に65の国と地域が、任意参加の問題可決能力の調査に44の国と地域が参加した。
問題解決能力の調査は、コンピューターを使って実施。見慣れない券売機で切符を買うなど、現実にありそうな問題を解いてもらい、能力を測定した。
日本の問題解決能力の平均得点は552点で、参加した国と地域の中で第3位。第1位は562点のシンガポール、第2位は561点の韓国という結果になった。
調査の中で、コンピューターの利用に関するアンケートを実施。
自宅でコンピューターを利用している場合は、していない場合と比べ、問題解決能力の点数は35点高くなった。一方、学校でのコンピューター利用の違いによる問題解決能力の得点差は4点ほどで、ほとんどないと考えられるという。
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