2014年5月14日
東京立正中高/オンライン学習教材を使った反転授業開始
東京立正中学校・高等学校は12日、オンライン学習教材「すらら」を使った反転授業を実施した。
教諭が、「SV」「SVC」と板書しながら、英語の5文型について説明する。その時間わずか10分ほど。すぐに、教科書の演習問題に移り、黒板に次々と書かれていく問題を生徒が席順に一人ずつ答えていく。東京立正で初の実施となった反転授業では、教科書3ページ分の問題を終えた。これは同校の一斉授業と比較して約2倍のスピードだという。
東京立正中高は、生徒間の学力差という課題があった。その解決のために、個々の理解度に合わせた個別化学習を実現する反転授業の導入を決定。
導入初年度に対象となったのは、高校1年生アドバンスコースの「英語表現」の授業。当初は、週2コマあるうちの1つのみで、反転授業を実施する予定だった。しかし、授業を終えた多田恵理子教諭は、生徒が事前に予習してくるので「レクチャーの部分を減らすことができ、教科書の内容をスムーズに進めることができた」と、反転授業の効率性を評価。今後、2コマ両方での反転授業の実施を検討するという。
反転授業で前提となる生徒の予習。その管理のために「すらら」の機能が活用された。生徒の利用状況や、演習問題の回答率から理解度をリアルタイムで把握でき、学習の進んでいない生徒への指導ができるほか、授業内容を考える上での参考にもなるという。また、アニメーションを使ったコンテンツは、生徒から分かりやすいという声もあった。
今後、東京立正中高では、反転授業を他学年や他コースにも広げ、高校の3学年(高校1・3年生アドバンスコースを除く)から有志を募り、希望のあった40人を対象に順次実施していく予定だ。
「すらら」は、すららネットが提供するオンライン学習教材。ゲーム感覚で学習できるのが特徴。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)












