2014年10月21日
文部科学省/いじめ調査、携帯電話等での誹謗中傷が小中高で9千件近くに
文部科学省は16日、2013年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果を公表した。
それによると、小・中・高等学校での暴力行為の発生件数は5万9345件となった。
高等学校通信制課程での発生件数を除いた数字では、2012年度が5万5836件だったのに対し、5万9168件と増加している。
また、小・中・高・特別支援学校でのいじめの認知件数は18万5860件。
高等学校通信制課程での認知件数を除いた数字では、2012年度が19万8109件だったのに対し、18万5767件とこちらは減少している。
いじめの態様としては、「からかいや脅し、いやなことを言われる」「仲間はずれ」「遊ぶふりをして叩かれる」など様々あるが、そのうちの「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる」では、小学校で1711件、中学校で4835件、高校で2176件となった(ともに国立・公立・私立の合計)。
調査概要
期 間:2013年度間
項目(調査対象):
(1)暴力行為(国公私立小・中・高等学校)
(2)いじめ(国公私立小・中・高・特別支援学校)
(3)出席停止(公立小・中学校)
(4)小・中学校の不登校(国公私立小・中学校)
(5)高等学校の不登校(国公私立高等学校)
(6)高等学校中途退学等(国公私立高等学校)
(7)自殺(学校から報告のあったもの)(国公私立小・中・高等学校)
(8)教育相談(都道府県、指定都市、市町村教育委員会)
関連URL
2013年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について(PDF)
いじめ防止対策推進法を踏まえた学校の取組状況に関する調査について(PDF)
問い合わせ先
文部科学省初等中等教育局児童生徒課
電 話:03-5253-4111
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