2014年11月11日
サイファー・テック/今夏電子書籍が一番読まれた日は8月10日
サイファー・テックは7日、同社が開発・販売を手掛けるデジタルコンテンツ配信サービス向け不正コピー対策サービス「CypherGuard(サイファーガード)」のライセンス発行状況を基に、2014年第3四半期(2014年7月1日~9月30日)の電子書籍の利用動向をまとめ、発表した。
それによると、2014年第3四半期の利用数は前年同期比56%増となり、電子書籍市場が順調に拡大を続けていることを裏付ける結果となった。

特に企業や学校などの夏季休暇で休日が多い8月は、消費税増税前の3月を超える利用数を記録し、日別では8月10日(日)が期間中最高の利用数を記録した日となった。8月10日は大型の台風11号が日本に上陸した日であり、全国的に悪天候だったことや日曜日だったことなどの要因が重なり、外出を控えて電子書籍を利用したケースが増えたのではないかと推察されるという。

利用時間帯は前年同期とほとんど同様の結果となり、夜間から深夜にかけての利用が定着しつつあるものと考えられる。

一方平日と週末を比較すると、以前から週末は昼と夜の差が平日と比べて均衡していたが、当四半期はその差が縮まっており、週末は時間帯に関係なく電子書籍が一定利用される傾向が進んでいることが読み取れる。またお盆のシーズン(8月13日~16日)は、平日と週末の中間に分布する結果となった。
調査概要
調査対象期間:2014年7月1日~2014年9月30日
調査方法:「CypherGuard」のライセンス発行状況のうち、電子書籍に関するデータを抽出
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