2016年12月22日
国内法人向けタブレット教育分野での伸びに期待、IDCレポート
IDC Japanは22日、国内法人向けタブレット端末市場の産業分野別予測をレポートにまとめ、発表した。
レポートでは、2016年~2020年における国内法人向けタブレット市場の出荷台数を産業分野別に予測。
それによると、法人向けタブレット端末の出荷台数は、2015年~2020年の年間平均成長率(CAGR)がマイナス4.8%になると予測した。
これは、2015年まで市場をけん引していたB2B2C用途でタブレット端末を採用してきた企業の方針変更で、今後新たな大型案件が期待できないと予測されるためだという。
一方で教育分野ではタブレット端末の導入が進むことが期待されている。
2013年に政府が閣議決定した「第2期教育振興基本計画」では、2018年3月までに3.6人の児童生徒数に対し、1台のPCまたはタブレット端末を設置することを目指している。
2016年3月時点の文部科学省が公開したデータによると、6.2人/台のPCまたはタブレット端末が設置されており、その中でタブレットは47.7人/台が設置されていることが分かった。
2018年3月までに本計画を実現するためには、今後2年間で約140万台のPCまたはタブレット端末が新たに導入されることが必要となり、この中でタブレット端末の導入比率が高くなることが期待されているという。
IDC Japanは、今後、大量のタブレット導入を進めるためには、タブレット本体のコストを下げることが必要となり、また児童生徒が転校した場合でも、同じオペレーションが求められるとしている。
また、このためには、タブレットベンダーと国が協調し学校タブレットの仕様について、早急に取り組むことが必要であるとまとめた。
関連URL
最新ニュース
- 高校生の受験勉強での生成AI活用、多いのは「授業の復習」「テスト対策」「授業の予習」=武田塾調べ=(2025年2月13日)
- 採用担当者の4割が生成AI出現により「エンジニアに求めるスキルが変化した」と回答=レバテック調べ=(2025年2月13日)
- サイバー大学、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立4高校に無償提供開始(2025年2月13日)
- ゼクノ、「プログラミングスクール」のカオスマップを公開(2025年2月13日)
- STEAM通信教育「ワンダーボックス」、アイデアを形にする新教材「パイプビルダーズ」登場(2025年2月13日)
- スペクトラム・テクノロジー、「はじめての画像・動画生成AI用学習・開発キット2」販売開始(2025年2月13日)
- 東京コミュニティスクール、学び場/不登校に関する相談事業の実践報告会を26日開催(2025年2月13日)
- レプタイル、岡山県の小学4年生が「Tech Kids Grand Prix」決勝に進出(2025年2月13日)
- キズキ、ひきこもりのその後トークショー「当事者が語る社会復帰への道のり」14日開催(2025年2月13日)
- ソフトバンクロボティクス、中高教員向け「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月13日)