2014年11月20日
三重県教委/QRコードによる友達募集など新たな危険事案も ネット調査結果
三重県教育委員会は17日、インターネットの児童生徒による問題のある書き込みを調査した、2014年度「スマートフォンの危険から子どもを守る事業」の検索結果を発表した。
事業では、県立小中高611校を対象に、校誹謗中傷や個人情報の掲載、不良行為など、インターネットの指導上問題のある書き込みを検索・監視した。実施期間は、9月1日から10月15日。
調査対象となった学校の児童生徒による書き込みを2808件発見し、そのうち危険度の高い書き込みは65件で、2013年度より49件増加。警察に通報するような緊急性のある書き込みはなかったという。
危険度の高い書き込みのほとんどは個人情報の掲載で、Twitterなどに、自分のLINEなどに直接連絡できるQRコードを添付して友だちを募集するなどの事案が新たに発生していた。
危険度の高い書き込み65件のうち、11月7日現在、56件を削除。残りについて削除対応中だという。
今後、三重県教委は、検索結果を各学校に共有した上で、インターネットの監視を継続していく。さらに、講習会やネット検定の実施や、児童生徒がインターネット利用のルールなどについて考える場を設けるなどの取り組みを実施していくという。
調査概要
対象校:県内公立学校 611校 ※小学校378校、中学校159校、高等学校58校、特別支援学校16校
検索実施時期:2014年9月1日(月)~10月15日(水)
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)