2015年2月20日
IPA/スマートデバイスで投稿経験ある利用者の26%、悪意ある投稿したと回答
情報処理推進機構(IPA)は17日、「2014年度情報セキュリティに対する意識調査」の報告書をWebに公開した。
情報セキュリティの対策等、普及啓発活動の基礎資料とすることを目的とした調査。
それによると、PC利用者に、使用しているパスワードの設定方法などを尋ねたところ、「パスワードは誕生日など推測されやすいものを避けて設定している」「パスワードは分かりにくい文字(8文字以上、記号含む)を設定している」の回答は、それぞれ全体の半数以上となった。
しかし、10代ではそれぞれ36.4%、39.2%となった。習熟度が低い入門・初心者(レベル1)でもそれぞれ36.6%、29.5%と、全体の割合に対して低い結果となった。
「サービス毎に異なるパスワードを設定している」との回答は全体で29.2%となり、10代では15.8%、レベル1では15.4%と、全体の約半数の実施率であった。
ネット上に投稿をした経験がある利用者を対象に、悪意ある内容の投稿をしたことがあるか調査したところ、前回調査と比較してPC利用者では4.2ポイント減少(22.2%)したものの、スマートデバイス利用者では3.4ポイント増加(26.9%)した。
スマートデバイス利用者にその理由を聞いたところ、前回調査から増加した回答順に、「相手に仕返しをするために(13.2%)」が+5.4ポイント、「人の意見に反論したかったから(32.3%)」が+4.4ポイント、「炎上させたくて(6.8%)」が+4.0ポイントとなった。
調査概要
調査方法:ウェブアンケート
調査対象:13歳以上のPC、スマートデバイスのインターネット利用者
事前調査期間:2014年9月21日~9月30日、2014年10月21日~10月24日(利用デバイスに関するスクリーニング調査)
本調査期間:①2014年10月2日~10月30日(情報セキュリティの倫理に対する意識調査)/②2014年10月11日~10月30日(情報セキュリティの脅威に対する意識調査)
有効回答数:PC 5000名、スマートデバイス 3500名
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