2015年4月6日
近畿大学/ネットで注文自宅に配送 Amazonで教科書販売を本格開始
近畿大学は3日、昨年9月にアマゾンジャパンと締結した「教育、研究、学生サービス充実を図るための連携協定」に基づき、今年度から総合オンラインストアAmazon.co.jpでの教科書販売を本格的に実施すると発表した。7日~10日の期間は、キャンパス内にAmazonでの教科書販売をサポートする特設ブースを設置する。
同学の東大阪キャンパス(8学部および短期大学部、大学院、学生数約2万3000人)に通う学生は、学生用ポータルシステム「近大UNIPA(ユニパ)」上で自分の履修する授業を確認し、そこからリンクされたAmazon等のオンラインショップで教科書を購入することができる。
協定締結直後の昨年後期も、Amazonオンラインショップの特設サイト「近畿大学教科書ストア」で教科書を購入することができたが、今年は学生の履修確認システムが直接オンラインショップにつながったことで、利便性が非常に高まった。さらに、他のサイトにもリンクすることで学生の選択肢が増えたという。
教科書販売については、前期授業、後期授業の開始に合わせて一斉に販売するため、学内の書店が大変混雑し、学生の大きな負担となっていた。この問題を解決するため、同学は昨年、日本の大学としては初めてアマゾンジャパンと連携協定を締結し、学生の教科書購入先としてAmazonのオンラインショップを選択できるようにした。
また、この連携によって、大学が発行するシラバス(授業計画)を必要に応じて印刷物として注文できるシステム「プリント・オン・デマンド」を採用した。これまでは、数百ページに及ぶシラバスを印刷製本して学生に一冊ずつ配布していたが、今年度からはWEB上で閲覧して必要があれば印刷することとし、事務合理化とコスト削減を進めているという。
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