2015年5月12日
東京立正中学/すららネットのSkype英会話授業を正規カリキュラムで採用
東京立正中学校・高等学校は11日、すららネットが提供するSkype英会話授業「おしゃべリンガ」による授業を、中学1年生全員を対象に開始した。正規カリキュラムでのSkype英会話授業の実施は、関東の小中学校で初の試みだという。
5~6人のグループに分かれて行われる授業の第1回目となったこの日、生徒たちはおのおのヘッドセットを装着して学習室のパソコンに向かった。Skypeでつながったフィリピンの講師と挨拶や自己紹介の後、簡単な英語のやりとりを体験した。
生徒たちは、事前にクラウド型学習教材「すらら」で、今回の内容とリンクした英語学習を行っており、初めての外国人講師との英会話にも臆することはなかったようだ。
生徒に対応した講師は今後1年間固定され、1対1でのコミュニケーションと学習を深めていくことになる。
25分間の授業終了後生徒に感想を聞くと、「先生の言っていることは半分くらいしか分からなかったけど、優しく対応してくれるのでなんとかやれた」、「最初より後の方が先生の話していることがよく分かった。楽しかった」、「ペンで画面に書いてくれるので分かり易かった」など、概ね好評だった。
今年度は1年生全員1人当たり10回の授業を行い、来年度からは1、2年生で実施する予定だという。
今回の取り組みについて、澤田幸雄校長は「グローバル化に対応できる人材を育成するためには、英語力は欠かすことができない。これまでの『読み・書き』だけでなく『聞く・話す』能力を向上させることが重要な課題。総合的な英語力向上のために『すらら』や『おしゃべリンガ』を導入している。英語を学ぶモチベーションアップのきっかけを提供することで、生徒たちが自ら成長するサポートをしたい」と、語った。
また、同校では今後、海外研修プログラムや、Skypeを使った海外交流、英語によるプレゼンテンションなど英語教育の充実に加え、1人1台配置済みのタブレットを活用したICT教育にも力を入れていく予定だという。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)