2015年12月25日
文科省/学習費総額全て私立で約1769万円、公立の3倍超
文部科学省が24日に公表した2014年度「子供の学習費調査」の報告書によると、幼稚園から高校までで必要となる学習費の総額は平均で、全て公立に通学した場合約523万円、全て私立だとその3倍以上の約1769万円になることが明らかになった。
2014年度「子供の学習費調査」は、2014年4月1日~2015年3月31日にかけて、公立、私立の幼稚園、小中高に通う幼児・児童・生徒の保護者、1140校、2万9060人を対象に実施。保護者が学校教育、学校外活動のために支出した子ども一人当たりの経費、世帯の年間収入の実態について調査した。
調査結果によると、学校教育費、学校給食費、学校外活動費を合わせた総額の学習費は平均で、幼稚園3才から高校3年までの15年間、全て公立に通学した場合で約523万1000円。全て私立の場合は約1769万9千円となり、全て公立の場合と比べて約3.38倍となった。
なお、学校種別に学習費をみると、幼稚園は公立で約22万2000円、私立で約49万8000円、小学校は公立約32万2000円、私立約153万6000円、中学校は公立約48万2000円、私立約133万9000円、高校(全日制)は公立約41万円、私立約99万5千円。
公立学校と私立学校の学習費総額の差は、幼稚園では私立が公立の2.2倍、小学校では4.8倍、中学校では2.8倍、高校では2.4倍となった。
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