2016年2月4日
東串良町と近畿大学 大学卒業資格取得の支援で協定締結
鹿児島県東串良町と近畿大学は包括連携協定を締結し、同大学通信教育部のeラーニングと、同町の学習サポートによって、人材育成と大学卒業資格取得の支援に取り組むと発表した。なお、9日に近畿大学東大阪キャンパスで包括連携協定の調印式を行う。
鹿児島県の大学進学率は全国的に低く、中でも東串良町には中学校までしか教育機関がなく、地域住民が高度な教育を受けられる機会は限定的だったという。
そうした中、東串良町の「大学進学支援拡充による東串良町活性化プロジェクト」が、内閣府地方創生推進室の2015年度「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金先駆的事業分(タイプ1)」に採択された。
今回の協定にもとづき、プロジェクトでは、近畿大学通信教育部のeラーニング活用に加え、現地での学習サポートを町が行うことで、地元の活性化に繋がる人材の育成と住民の大学卒業資格取得を支援する。
具体的に学習サポートは、東串良町が町内施設を利用して、試験の対策講座、Web講義を補足する授業、レポート指導なども行う予定。
東串良町民に限らず、大隅半島在住の近畿大学通信教育部生に対して卒業までの学習サポートを町が担い、学生指導に必要な教材やWebによる映像授業の閲覧権限などを近畿大学通信教育部が町に無償提供するなどの幅広い協力体制を構築する。
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