2016年3月14日
NTT Comが教育ICT×クラウド活用セミナーで事例紹介
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は11日、「教育ICT×クラウド 教育コンテンツとクラウド活用セミナー」を東京・港区の汐留ビルディング11階プレゼンテーションルームで開催した。
ICT活用が進む教育現場では様々な課題が生じている。例えば、授業や研修などの教育用教材は、アプリケーションやWebサービスで配信される動画や画像、データファイルなどのコンテンツが大容量化する傾向にあるが、これによりサーバ基盤でのデータ転送量増大が課題となっている。そうした運用面やコスト面など様々な課題について、クラウドサービスがどのように貢献できるのかをテーマとしたセミナー。日立製作所、学習教材「ポケタッチ」を提供するポケモン、NTTラーニングシステムズの3社の担当者が、教育分野でのクラウド活用例を紹介した。
始めに、NTTコミュニケーションズクラウドサービス部 五十嵐雄一朗氏が「教育コンテンツ配信に適したクラウドとは?」をテーマに、クラウドサービス「Cloudn(クラウドエヌ)」の特長について解説した。Cloudnは、月額486円(税込)から利用でき、豊富なAPIを備えた拡張性の高いパブリッククラウドサービス。ネットワーク転送量が無料で、教育コンテンツの配信にも適しているという。
また、ポケモン 柳田智克氏が「楽しく学べるアクティブラーニングをすべての子どもに。ポケモンと学ぶ『ポケタッチ』」をテーマに、学習教材提供の手段としてクラウドを選んだ経緯などについて語った。
同社は、2014年からPCやタブレットの使い方を習得するための教材ソフト「ポケタッチ」の販売を開始。タイピングのトレーニングやポケモンの種類や属性を分類・比較するトレーニングが行え、現在、全国の自治体や学校で採用されている。
2015年にはクラウドでの提供も開始。これは、利用者である学校側の利便性を考えてのことだという。「学校では、管理者の権限がないとソフトウェアのインストールできないという状況があるなど、CD-ROM版には課題があった。クラウドならば手間が少なく導入コストも抑えることができます」(柳田氏)。Cloudn導入については、自治体での導入実績も多く信頼のあるブランドという点が大きかったと、選定理由を述べた。
続いて、NTTラーニングシステムズ インタラクティブコミュニケーション事業部の日下 彩氏が「Cloudnを利用した自治体・企業でのeラーニングの取り組み」と題して、eラーニングでのクラウド活用例を説明。同社は、提供するeラーニングサービスの基盤として2014年にCloudnを導入、翌2015年から正式にサービス提供を開始した。このサービスを導入した事例として、東京都教育庁での事例を紹介した。
東京都教育庁では、2013年に「教員採用候補者向けeラーニングサービス」を導入した。きっかけとなったのは、教職員の定年による大量退職が始まり、若手教員の採用数が増加したこと。そこで教員内定者を対象に研修を行い、補講としてeラーニングを活用。4月からの配属先での職務に対応できるようにしたという。3000名の規模で、期間は12月から3月までの約4か月間。教員としての基礎知識である「服務」や「情報セキュリティ」をテーマに、テスト・動画形式で教材配信を行った。また、手続きを忘れると仕事上差しさわりのある「教員免許状」「免許更新」についても取り上げた。システム上で全員や個別の連絡通知や問い合わせ受付も行い、また、学校や自宅、外出先など様々な環境で受講できるよう、PC・タブレット、スマートフォンにも対応させた。サービス提供も今年で3回目となり、順調に活用されている。
NTTコミュニケーションズでは、今後もWebマガジン「Cloudn Magazine」等で教育におけるクラウド活用の情報を伝えていくとしている。また、31日までの期間限定で、“総額10万円分無料お試し”ができる、配信サーバークラウド化応援キャンペーンを実施している。
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