2016年3月17日
日本マイクロソフトとこだまリサーチが遠隔授業の活用促進に向け連携
日本マイクロソフトとこだまリサーチは17日、大学教育でのクラウド型eラーニングを活用した遠隔授業の活用促進に向け、連携すると発表した。両社は、こだまリサーチが、4月1日から発売する動画配信ソリューションの協同販売活動を行う。
文教向けシステムの開発を手掛けているこだまリサーチは、4月1日から、動画配信ソリューション「Streaming Player with AES encryption (for Azure Media Services and Moodle)」の提供を開始する。
「Streaming Player with AES encryption (for Azure Media Services and Moodle)」は、マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure(Azure)」の「Azure Media Services 」を活用し、大学・教育機関が保有している動画コンテンツを「Moodle」で再生するためのプラグインモジュール。
このプラグインモジュールを利用することで、PC用、スマートフォン用に別々の動画コンテンツを用意する必要がなくなり、従来のソリューションに比べて低いコストで、高品質のストリーミング動画を配信できる。
教室での授業とオンライン学習を融合させるブレンデッドラーニングや、インターネット上で誰もが無料で受講できる大規模な開かれた講義であるMOOCといったeラーニングの実現が容易になるという。
日本マイクロソフトは技術面からこだまリサーチを支援し、協同販売活動を行う。今後、オープンソースの学習管理ソフト「Moodle」(ムードル)を利用している大学・教育機関向けに、同プラグインモジュールを展開。両社は、今後1年間で20の教育機関への導入を目指している。
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