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2016年5月10日

デジタルアーツ、今秋から「m-FILTER」が「FileZen」と連携

デジタルアーツは9日、企業・官公庁・自治体向けのゲートウェイ型メールセキュリティ製品「m-FILTER(エムフィルター)」で、ソリトンシステムズが提供するセキュアファイル・データ転送アプライアンス「FileZen」との連携オプションを今秋から提供開始すると発表した。

mfilt

連携イメージ

現在、総務省では自治体の情報セキュリティに係る抜本的な対策を取りまとめており、外部からの攻撃から守るためにインターネットを分離する動きも今後のセキュリティ対策として求められている。

自治体における強靭性向上の一環として、「インターネット接続系」と「LGWAN接続系」環境の分離である「ネットワーク分離」が推奨されている。しかし、「インターネット接続系」と「LGWAN接続系」を分離することで、運用面においていくつかの問題が指摘され始めているという。

こうした背景を受けて、メールの添付ファイルの運用を改善することを目的に、自治体に多くの導入実績がある両製品が技術的に連携することになった。

これにより「m-FILTER」で受信したメールの添付ファイルを「FileZen」に受け渡し、「インターネット接続系」「LGWAN接続系」 間のファイル授受を自動的かつ簡単に実施できるようになる。

通常の業務でメールに添付したファイルに加え、標的型攻撃のきっかけとなることが多い添付ファイルも「m-FILTER」から「FileZen」に自動転送されるので、添付ファイルが分離されたネットワーク環境下であっても、添付ファイルの受け渡しも容易になる。

また、今回の「m-FILTER」の連携オプションは、有償オプションとして販売予定で、この連携により、両製品の全国の自治体における市場シェアを拡大していく方針だ。

「m-FILTER」は自治体向けセキュリティの強化を進めており、6月には標的型攻撃対策ソリューション強化の一環として「メール無害化」機能を搭載した

「m-FILTER」Ver.4.7を、その後、今秋には「インターネット接続系」「LGWAN接続系」間のファイル授受を自動かつ簡単に実施できる機能を搭載した「m-FILTER」Ver.4.8の提供を予定している。

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