2016年5月19日
情報モラルに関する調査、ネット利用頻度高いほど知識が多い傾向
カスペルスキーと静岡大学は18日、児童と生徒のインターネット利用状況と情報モラル全般の知識レベルを測定する「情報モラル診断サービス」に関する調査結果を発表した。
これによると、情報モラル診断サービスを受検した小学生のうち14.5%、同じく中学生のうち26.8%が、平日に平均3時間以上インターネットを利用していることがわかった。インターネットの利用について家庭のルールがあるのは、小学生で74.1%、中学生で69.3%となった。また、インターネットを利用している小学生の62.2%、中学生の61.1%が、フィルタリングを利用していると回答した。
受検者全体の調査項目別の正答率は、「モラル」の74.9%(30点中、22.5点)、「セキュリティ」の77.5%(同、23.3点)であったのに対して、「法」は48.3%(同、14.5点)と低い結果となった。「法」における正答率は、小学生が39.7%(同、11.9点)、中学生が49.3%(同、14.8点)と、ほかの項目よりも小学生と中学生で知識の差がみられる結果となった。
また、平日に平均3時間以上インターネットを利用しているグループと3時間未満のグループの情報モラル全般に関する知識を比較すると、前者の平均点が70.3点だったのに対し、後者は62.2点となった。特に、中学生の「モラル」に関する知識では、前者の正答率が92.0%(27.6点)だったのに対し、3時間未満では75.0%(22.5点)と、知識に差があることが明らかになった。
「情報モラル診断サービス」調査結果概要
期 間:2015年5月から2016年3月
サンプル数:計125校4543人(小学校:37校477人、中学校:88校4066人)
関連URL
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











