2016年6月20日
子どもの習い事「プログラミング」させている最下位、させたい2位
イー・ラーニング研究所は17日、世代とともに変化する習い事を調査するため、子どもを持つ親を対象に「子どもの習い事・必要なスキルに関するアンケート」を実施、その結果を発表した。
「何の習い事をさせていますか?(させていましたか)」(MA)*という問いでは、第1位が「スポーツ系」(219)、第2位が「学習塾」(201)、 第3位が「音楽系」(172)という結果になった。
*以下、(SA)と表示した問い以外はすべて複数回答(MA)。
また、「何の習い事をさせたいですか?(させたかったですか)」という問いでは、第1位が「英会話スクール」(192)、第2位が「プログラミング教室」(109)、第3位が「そろばん教室」(103)という結果だった。
させている(させていた)習い事ではプログラミング教室が最下位の結果だったにも関わらず、させたい(させたかった)習い事では第2位まで上昇した結果となった。 2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される動きから、プログラミングスクールも増加しており、今後さらに需要が伸びる習い事と考えられる。
「なぜその何の習い事をさせていますか?(させていましたか)」という問いでは、第1位が「将来の為」(246)、第2位が「本人の希望」(201)、第3位が「受験の為」(73)という結果となった。
子どもの「将来の為」に習い事をさせている親が、「本人の希望」よりも多いことがわかった。将来必要となるスキルを身につけたいという思いが、習い事をする動機付けになっていることが伺える。
「子どもに必要だと思う能力は何だと思いますか?」という問いでは、第1位が「コミュニケーション力」(313)、第2位が「社会人性」(286)、第3位が「表現力」(276)という結果になった。
トップ3の「コミュニケーション力」「社会人性」「表現力」は学校だけではなく、社会人になっても共通して必要なスキルとなることから上位に選ばれた理由と考えられる。
子どもの頃なりたかった将来の夢の職種(SA)としては「教師」「保育士」「タレント・歌手・モデル」が上位トップ3の結果となった。一番子どもの頃に身近に接することが多い職業が上位にランクインした他、「スポーツ選手」「CA(キャビンアテンダント)」など「教師」や「保育士」の他、「医師・看護師」や「美容師」などの資格を有する職業が上位にランクインした。
子どもの頃の夢について、「その夢は現在叶っていますか?」(SA)という問いでは、「Yes」が22%、「No」が78%という結果だった。
イー・ラーニング研究所は、5月から社会で活躍するための「プレゼンテーション」「ロジカルシンキング」等の基礎能力を身につけることができる「子ども未来キャリア塾」と、6月からは小学生向けのプログラミングスクールの2校を本開校した。
最近、英語やプログラミング等、市場のニーズに沿ったスキルを子どもに身につけて欲しいと思う親が多くなっている。今回、イー・ラーニング研究所では20代~50代の子どものいる親486人を対象に「子どもの習い事・必要なスキルに関するアンケート」を実施した。
調査概要
調査方法 : 紙回答
調査地域 : 全国
調査期間 : 2016年5月21日(土)
調査対象 : 20代~50代の子どものいる親 男女 計486人
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