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2016年7月14日
富士ゼロックスと慶應大、3Dプリント用データフォーマットを公開
富士ゼロックスと、慶應義塾大学SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボ代表の同大環境情報学部 田中 浩也教授は12日、物質の内部構造・色・材料・接合強度などまでを含めた3次元の複雑な情報をも保持することで、複雑な工程を経ず、立体物をより表現力高く出力できる、3Dプリント用データフォーマット「FAV」(FAbricatable Voxel)を共同で研究し、その仕様をWebサイト上に公開した。
「FAV」は、3Dデータを活用したものづくりの第一人者である田中 教授の3Dデータ処理ソフトウェア開発のノウハウと、画像を高速・高画質・高精細に扱う技術を有する富士ゼロックスの画像処理技術の強みを最大限に生かし、色・材料・接合強度等3次元の複雑な内部構造を保持した状態で、立体物を表現することが世界で初めて可能になったという。これにより複雑な工程を経ずに、簡単にカラー情報や材料情報を保持した3Dプリント出力が可能になる。
本研究は、慶應義塾大学が中核拠点となっている文部科学省COI(Center Of Innovation)「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会創造拠点」の成果でもあり、今後、だれでも簡単に3Dプリンターを活用したものづくりができる社会を目指すという。
近年進展著しい3Dプリンターは、立体物の複雑な内部構造を再現でき、またフルカラーでの表現や、異なる材料を組み合わせて造形できるものが登場している。しかし既存の3Dプリント用データは、カラー情報や造形に用いる材料情報を保持していないなどの限界があり、表現の幅が広がった3Dプリンターを利用して出力する際、本来の能力を十分に活かしきれないケースが生じている。
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