2016年9月27日
宇宙空間の分子が放つ新しい発光現象を初めて観測
首都大学東京、理化学研究所、イエテボリ大学からなる研究グループは26日、宇宙空間のような真空中で孤立した分子に起きる「再帰蛍光」という発光現象を初めて観測したと発表した。
再帰蛍光は、分子自身の振動エネルギーによって分子内の電子が励起されることで起きる発光現象。30年以上前から理論的に存在が予言されていたが、孤立した環境に分子を閉じ込める実験の困難さから、これまで再帰蛍光と明確に識別される現象は観測されていなかった。
今回、研究グループは首都大学東京に設置された「静電型イオン蓄積リング」を用いて、分子負イオンC6-を閉じ込め、そこから放出される再帰蛍光を検出することに成功した。今後、再帰蛍光の性質を詳細に調べることで、分子内・分子間でのエネルギーのやり取りに関する知見が深まることが期待される。また、今回の発見は宇宙空間における分子の生成過程を知る上でも重要だとしている。
研究成果は、23日付けでアメリカ物理学会が発光する英文誌Physical Review Lettersに発表された。
関連URL
最新ニュース
- Polimill、天理市で省庁・自治体向けサポートAI「QommonsAI」の導入サポート研修実施(2025年2月21日)
- コドモン、山形県長井市の児童センター5施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- コドモン、長野県須坂市の公立保育所10施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- ゲシピ、小学生の保護者限定セミナー「子どもの英語上達は体験が全て」開催(2025年2月21日)
- 小中学生ともに5教科で好きな教科は「社会」、苦手な教科は「算数・数学」=ニフティ調べ=(2025年2月21日)
- 教育格差があると考える人は約7割 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年2月21日)
- 身近に通信制高校に通う人がいる10代は半数以上 =クリスク調べ=(2025年2月21日)
- 総合型選抜で一般入試を上回る成果を実感した学生が7割以上 =ブルーアカデミー調べ=(2025年2月21日)
- 8割の学生が「キャリアは自身で選択したい」と回答 =学情調べ=(2025年2月21日)
- 芝浦工業大学主催「高校化学グランドコンテスト」派遣チームが国際大会で第1位、第3位に入賞(2025年2月21日)