2016年9月27日
宇宙空間の分子が放つ新しい発光現象を初めて観測
首都大学東京、理化学研究所、イエテボリ大学からなる研究グループは26日、宇宙空間のような真空中で孤立した分子に起きる「再帰蛍光」という発光現象を初めて観測したと発表した。
再帰蛍光は、分子自身の振動エネルギーによって分子内の電子が励起されることで起きる発光現象。30年以上前から理論的に存在が予言されていたが、孤立した環境に分子を閉じ込める実験の困難さから、これまで再帰蛍光と明確に識別される現象は観測されていなかった。
今回、研究グループは首都大学東京に設置された「静電型イオン蓄積リング」を用いて、分子負イオンC6-を閉じ込め、そこから放出される再帰蛍光を検出することに成功した。今後、再帰蛍光の性質を詳細に調べることで、分子内・分子間でのエネルギーのやり取りに関する知見が深まることが期待される。また、今回の発見は宇宙空間における分子の生成過程を知る上でも重要だとしている。
研究成果は、23日付けでアメリカ物理学会が発光する英文誌Physical Review Lettersに発表された。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











