2016年11月30日
縦書きWeb普及委員会、「たてよこWebアワード」を開催
縦書きWeb普及委員会は29日、Webにおける縦書きの実際の利用を普及促進させ、 インターネット上のデザインや表現を多彩にするために、CSS Writing Modes (*1)
Level 3を利用したWebサイトを募集・選考する「たてよこWebアワード」を開催すると発表した。
今回開催する『たてよこWebアワード』は、昨年開催した『縦書きWebデザインアワード』の応募要件をより柔軟なものとし、個人作品から商用サイトまで、縦書きと横書きが効果的に使用され、これからのWebスタンダードの指標となる優れた表現・技術・アイディアを、法人・個人に関わらず表彰するアワード。
応募対象者は、主にWebデベロッパー、デザイナー、クリエーターなど。年齢、国籍、個人、法人を問わない。新規に制作したWebサイトだけでなく、既存のWebサイトや商用サイトの応募も可能。
これまで縦書きWeb普及委員会(正式名称:次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会)は、日本語独特の表現、特に縦書きの表現をWebブラウザや電子書籍で実現するために、Webに関する国際標準化団体であるW3Cにおいて標準化の活動を進めてきた。
このような活動の結果、各ブラウザベンダーやW3Cによる「縦書き」のCSS実装や勧告も進み、現在は主要Webブラウザにおいて縦書きの表現が可能となった。そこで更なる縦書きWebの普及促進を図るため、本アワードを開催することにしたという。
*1:CSS writing-modeとは、文字表記の方向(縦横)を指定するCSS要素のこと。
開催概要
開催期間:2016年12月~2017年3月
募集内容:CSS writing-modeによる縦書きを使用し、クロスブラウザを実現したWebサイトを募集する。特に、優れた表現、技術、アイディアにより、縦書きの新たな可能性を感じることができるWebサイトを表彰。入選・入賞にかかわらず応募サイトは原則すべて公開。コンテンツ素材は問わない。(必要に応じて自身にて事前に著作権等の利用許諾を得ること)
作品形態:自由形式。縦書きWebサイトをWeb上に公開(商用サイトも可)
募集対象者:Webデベロッパー、デザイナー、クリエーターなど(年齢、国籍、個人、法人を問わない)
応募方法:応募フォームに必要事項とWebサイトのURLを記入し、応募規約に同意の上、①Webサイトの制作意図、②縦書きを利用して実現したいこと、③評価して欲しいポイントを必ず明記の上、応募する。詳細は後日Webサイトに掲載。
応募期間:2016年1月~2月末
表彰:最優秀賞、優秀賞など(賞金、副賞あり)
選考方法:CSS writing-modeによる縦書きの使用と、クロスブラウザにおける完成度を基準に、おもに有用性、新規性、デザイン性の観点から、W3Cメンバーを含む縦書きWeb普及委員会が審査を実施。
結果発表:2017年3月中旬、Webサイトにて発表
表彰式:2017年4月中旬、CSS Working Group内(都内会場)にて表彰式
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)